教科書の1ページ目

 いろいろやってみて自分なりに結論めいた法則めいたものを見つけた気になって、ふと冷静になってみたら、
それって教科書の1ページ目に書いてあったじゃん!
ということがよくある。

 例えば、
・カレーはルーの箱の裏に書いてるレシピ通りに作るのが一番うまい。
・適切な「ごめんなさい」「ありがとう」に勝る人間関係の特効薬なし。
・「次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。」
・汚れは溜めずに毎日したほうが楽

 試行錯誤の末に見つけたはずの自分だけの最適解は、実は最初から提示されていた。

 なんなのこの絶望。
 『オズの魔法使い』とかでなかった? こういうくだり。
 青い鳥は自分の家にいました的な。
 結局先人が正しいのか。私の試行錯誤には、私の納得以上のものはなかったのか。

 noteってそういうことが書いてあるから好き。
 私も思考錯誤する。
 そして結局、ありきたりの答えにたどり着くんだろうけど、だとしてもその過程に意味を見出したいんだよなあ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?