欲の在処
ここ数年、9月の3連休で栗拾いに行っています。
車で一時間弱の観光公園に無料の栗林があって、そこで本当に立派な栗が拾えるのです。ただ、近所ではないので、栗がどれくらいできているのかは行ってみないとわからない。去年は猛暑の影響か、早めに行ったけどもう何もなかった。ご近所のガチ勢が拾い尽くした後で、もう何も残ってないという時もある。
で、今年は先週がほぼラストチャンスかと思っていたのですが、あいにくの天気であきらめていたところ、ギリ晴れた(かつ子どもが学校休み)なのが昨日でした。
で、行ってみたら栗の殻は落ちているのに中身はもう取られ尽くした後。
落ちているのは食べるところのない端っこの栗か、明らかに虫食い。
前日までの雨でちょうど栗は落とされているけど、中の実は拾われた後っていう状態。でもたまに良い実は落ちているし、降ってもくる。
そんな中ちょぼちょぼ拾っていたら、うちの娘が小さいせいか、栗拾いガチ勢のおばあちゃんとおじいちゃん(それぞれ別動隊)が「栗拾いに来たのに何もないとかわいそうだし、うちはもう食べきれないから」と拾った栗をほぼまるっとくれまして。
栗拾い開始10分で、約2キロの栗ゲットだぜ。
ほんとありがたい。
でも言っていいですか。
自分でひろいたーーーーい!!!
栗が欲しいわけじゃなくて、自分で栗を拾いたくてわざわざ1時間運転して来たんです。軍手もゴム長も用意して、雨に備えてカッパも準備して来たんです。
栗もらって嬉しいしありがたいけど、拾い欲が満たされないよー。
娘がいたおかげでおじいちゃんたちも栗をくれたんだけど、その当の娘が
「くれるくらいなら、最初から拾わないでくれれば私が拾えたのに」
と言っていて、返答に苦しみました。
頂いた栗は茹でて砂糖と混ぜて茶巾絞りにして食べましたが、大変に美味しかったです。
ああ栗とか銀杏とか拾いたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?