猫の話

我が家、人間だけでなく一時猫もたくさんいて、
一番多い時で15匹いました。

誰かが庭に子猫を捨てていったり、大人の野良猫が知らん間に紛れ込んでいて、エサあげる時に『!?あんた誰!?』ということも何度かあり、
勝手に増えていった。
15匹の避妊・去勢手術は母の友達の獣医さんがやってくれてました。

今日たまたま、人様の投稿を見るために昔登録して放置していたブログサイトを開いてみたら(3回目でパスワード当てた)9年前の猫の話の記事が残っていました。

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内容を忘れていた話ではなく、今も鮮明に覚えている話。


近所の激安美容室へ白髪染めしに行ってみた。
わたしが染まり待ちの間に入ってきたおばちゃん(A)が、
わたしの隣でパーマしてたおばちゃん(B)に心臓止まりそうなほど大きな声で『おくさーーーーーん!!!んまぁ、こんなとこでーーーー!』
と話しかける。
Aのおばちゃんはわたしと同じく白髪染めらしい。
わたしを挟んだ席に座らされて白髪染めを始めるが、
おばちゃんBと喋りたくて仕方ないらしく、
猫の話を始めた。
わたしは気配を消すことに努めた。
A 「今日な、動物病院行ってきてん。疲れたわぁ。」
B 「お宅猫飼ってたな。具合悪いん?」
A 「お父さんが勝手にあんこやってて、糞詰まりなって死ぬとこやってん!」
B 「うちの猫もあんこ好きでよー食べてんで」
A 「あかんで!猫にあんこ食べさしたら糞詰まりで死ぬから、猫には絶対あんこやったらあかんで!」
B 「大丈夫やで。快便やで」
A 「いや、あかんて!糞詰まりなるって!」
B 「犬の名前がネコやねん。」
A 「・・・」
間に挟まれた状態で笑うの我慢していたので涙が止まらなかった。

もしかして、この、犬の名前がネコってのはBさんの渾身のネタだったんだろうかという気がしてきた。
あの時盛大に笑ってあげればよかったなと思う。
なんかゴメンと思う。


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