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人は変わる生き物。

ソーラーアークやプログレスはその人の内的変化を示します。
私がよく見るSAは、天体全部を年齢分の度数を動かしたチャートになります。
ですので、太陽が牡羊座の0度で生まれた人が31歳になった時
太陽は牡牛座の0度になる訳です。
太陽星座が変わるわけですから、天体がサインを変えるタイミングは
その人にとって大きな変化、転機ともいえる時期になるのです。

私自身、水瓶座の生まれなんですが思春期の頃に太陽は魚座に移動しました。
その頃は、さすが魚座と言わんばかりの時期で
いわゆる直感というか霊感のようなものが強く(動いた太陽は11Hだったのも理由の一つだと思います)
人の感情の動きとか、人が何を考えているか、どこで何が起きているか(目にしなくても)が当たり前のように分かる時期でした。

でも、その頃は私が感じ取っている「その人が思っている事」とその人が言う言葉が違う事が多く
「みんなも私と同じように相手が何を思ってるか分かるはずなのに、なんで本心を語らないんだろう」と不思議に思う事が多かったです。
そこから大人になり、自分の感覚を生かして仕事を始めた訳です。

が、太陽が魚座に移動してから30年経ち、牡羊座に太陽が移動したころには、今までの当たり前の感覚が徐々に減っていくことに気づいたのです。
今までの当たり前が当たり前じゃなくなっていく事は本当に衝撃的でした。

当然、今までの感覚を生かした仕事が出来なくなり、自分の仕事の基盤が無くなってしまったため、仕事に対して悩んだ時期でもあります。
まず、なぜ今まで出来たことが出来なくなったのか?が不思議でなりませんでした。

でも、太陽がネイタルの冥王星とオポジションを取る頃になると
自分の魂の軌跡の中で得たもの、苦しんできたこと、取り組んできたことを仕事に生かそうという考えに変わりました。
また、SAのアセンダントが蟹座で、ネイタルの冥王星とスクエアを作っていた事もあり、より感情の有効性を仕事に生かそうと思ったんだと思います。

占星術を勉強していると人はずっと同じじゃ居られないんだなって思います。
必ず変わるものだし、変わるしかないもの。
だからこそ、変化を受け入れていくしかないんだなって思います。

*      *

今になると、魚座は全てが存在する場だからこそ
あの時の私は、未来で何が起こるかもある程度分かっていたんだな、と思います。
太陽が魚座にあった時、未来がある程度見えていたので
受験しても合格することも、不合格になることも分かっていたし
テレビで高校野球を見ても、どこが優勝するのかもわかってた
自分とあの人とどうなるかもわかっていた。
なので、心の準備が常に出来るため楽な部分もありましたが
大きな喜びは無いし、でも悲しい事から避けることも出来ないという精神的にキツイ30年間でした。

でも、占星術でSAを通じて自分を知ることで、当時の疑問が解けたのは
私にとって、とても大きな出来事でした。
占星術は自分の人生そのものとその人生を歩む自分を理解するツールだと思います。

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