クリエイションとは?その1
しばらくコロナでリモートの授業ばかりで、今月からようやくリアルのクラスが始まってきた。
4月5月のデザインの課題、それぞれに取り組んでいたようですが今ひとつ覇気に欠ける。
パッチワークのパターンの形、塗り絵遊びにしかなっていない。まぁ、人によっては余暇の楽しみならそれでも良い。
趣味の教室だけど、そこそこやる気のクリエイター志向の人やそれぞれニーズが違う人が混在しているから、難しい(笑)
その点、オンラインで始めたマンツーマンは目的がはっきりしているのでやりやすい。
そんなこともあり、改めてクリエイションって何と考えてみた。
私の場合、人と違うということが子供の時から前提だった。環境や、考えがまるで違っていて意識せずにはいられなかった。
そして好奇心も強かったので、見たことのないものを見たい願望が強く、新しいもの好き。
近年、画家の夫の実務的な仕事を代行している。91歳と高齢だが、かろうじてまだ絵が少し描ける。
2、3年前夫の作品のほとんどを整理して、昨年求龍堂から立派な作品集が出版された。画業50年のうち35年くらいは見ているのだなぁと改めて思う。
そのことは大きなことだなぁと初めて自分を褒めたくなった(笑)
彼はイメージの人だ。あれこれ考えて案を練る考察の人ではなく、瞬時に欲しいイメージを見つける。
「わっ!今これがきれい!」「この瞬間を描きたい」と、コンセプトは単純。子供の心。無邪気なのだ。だから強い。人の心にも届く。
一昨日、秋からの横須賀市美術館、埼玉県近代美術館の巡回展の作品の出品作品の一部の貸し出しのため、作品の調査に立ち会う。
デザイン会社を始めるきっかけとなった前後の日米初の合作映画のMGM社の国際ポスターコンテストの国際グランプリの復刻版や、リーバイスのポスターなども展示することになった。
空間の取り方がスッキリしていて、明確だ。
強さもある。ポスターも絵も本質は一緒だった。
長くなりそうなので、その1として、次回へ考察を進めてみる。
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