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クリエイションとは? その2

その1を書いてから、ずいぶん時間が経ってしまった。
その間、さまざまなことが起こりすぎてタイミングを逸していたのと、noteの使い方がいまひとつ分からず億劫だったこともある(笑)

夫の上田薫のことを前回書いていた。
横須賀美術館での上田薫展を何回か見ているうちに、今更ながら策士であることに気づいた。

イメージを伝えるのが上手な人なのだ。

伝えることは大切だけど、ひとりよがりで作っているとなかなかそこに気がつかない。
上田の場合、広告の仕事をしていたことが大きな強みとなったのだと思う。


そして、常に基礎的な反復練習を怠っていない。それは92歳になって、既に画歴が確立されていても、身体や頭が思うように働かなくなっても、常に考えようとしている姿にアーティストの生き様を見せつけられる。

私は 久々のキルトのクラス、
伝えることの難しさを感じる。
遊びや趣味と思ってやり過ごせば良いのかも知れないけど、それは私の流儀ではない。

遊びや趣味であってもクリエイションの素晴らしさを伝えたい。

基礎からしっかり構築してほしいのだけど、考えがまとまらないままに急いでまとめようとしていたり、練習量が少ないだけなのにテクニックに苦手意識を持っていたりする人もいる。

もっとじっくり取り組める環境にしてあげたいのだけど、その必要を本人たちが気がついてくれないと空振りになってしまう。

昨年よりスタジオのクラスはコロナ対策で少人数制となり、短時間ではあるけれど、個々の相談時間は増えて、満遍なく見られるようになったと思う。
ひとりひとりと向き合う時間は豊かになった。

オンライン専用のクラスも、個人もしくは少人数なので、じっくり取り組める環境となり、コンセプトからデザインを作り込むことが出来るようになり、みんな一皮剥けて良い感じに進んでいる。

慌てず、他人と比べず、じっくり取り組んでもらえれば、必ずステップアップできるのだけど

あれもこれもと情報集めに囚われるより、まずは欲張らず目の前の課題に取り組んで、ひとつひとつクリアしていくと良いのになぁ。
何事も基礎の反復練習が大切。

それを楽しいと思えるように伝えられると良いな。





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