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240805_頼りない人と頼られたい人

誰しもどこかの瞬間で自分が【頼りない人】であることを体験したことがあるかと思われます。そして人間はある段階まで承認欲求プログラムに翻弄されて生きるので承認欲求を満たそうとあれやこれやと周囲に自分の存在をアピールするが、その承認欲求を満たす1つの手段として自分が他人にとって【頼れる人間】であろうとすると思われます。

人間は振り子のように片方に傾いてはもう片方へと傾くような人生を送り続けていて。人間自体は原始時代からさほど変わっていないところがあります。
テクノロジーが進化しているじゃないか!
と言う人もいるかと思うが寝て食べて便をし欲求を満たしては欲求を乾かすということを繰り返している時点で原始時代からさほど変わっていない生き物であるのは間違いないでしょう。

最初は誰しも他人との関係で頼りない自分を体験する。こうして振り子が片方に揺れると反動でもう片方に揺れていく。それが【頼られたい】という思いだ。そしてそれを実現する。そしてまたある時点で頼りない人間を体験し、またその逆を行く。これを機械的にそして無意識に繰り返している。

頼りないと人があまり寄ってこない傾向にあるが頼りがいがあると今度は色んな人間がおんぶ抱っこしてきてそれはそれで面倒になる。しかし、承認欲求プラグラムがしっかり作動しているため、どんどん認められようと社会の中で動きやがて疲弊していく。
結局のところ、頼りない人と頼られたい人は同じ一本の線分のどこかで活動しているだけに過ぎず両者はさほど変わらない性質を持っている。

仕事上の頼れる役職者から仕事を奪うと途端に頼れない一般人になる。人間とは常に紙一重であるものだ。

ヒビキアマカム


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