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240213_人類が希望に満ちたときに代償を払って絶望に満ちていく

今の人類は便利病ですね。

常に便利になることを求めている。かなり病的なほどに。

時間を短縮するために様々なものを便利にしてきました。時間のある世界にやって来たのに【時間なんて要らない】とやっているのでそこは苦笑いするところでしょう。

昔から移動には足腰を使ってきたけど、乗り物が登場して足腰をあまり使わなくなりましたよね。都会のお爺ちゃんお婆ちゃんはまだ歩くからいいけど地方は車社会だから都会のお爺ちゃんお婆ちゃんより歩かなくてかなり速い段階で寝たきりになるのは何となくわかる氣がします。そうやって便利になり過ぎたから今度は介護の問題とか出て来るし老後の生活資金問題とか出てきて絶望的になっているわけで。
【時間が短縮された~便利~】と希望に満ちているときにすぐ背後から絶望がコッソリやって来てたんですね。しかし油断しているから氣がつかない。

そして氣配がわかるぐらい絶望がすぐそこにやって来ているのを把握していても基本は【誰かが何とかしてくれる】と思い込んで先送りしている始末・・・

一家の中で当たり前のように火が使えるようになると、食べ物をいつ用意上に柔らかくすることが可能になり、その結果、食事時間が短縮されました。結果、何が起こっているか?と言うと、年齢を重ねるにつれ歯が失くなり、段々と食事を美味しく堪能できなくなる人が増えました。
歯がなくなっていくってのは絶望ですよね。
即席ラーメンとかインスタント系の麺も基本は噛まないで飲み込んでいる感じになるでしょう。こういう食事行為を繰り返すと噛む力、筋肉は物の見事に衰えていきますよね。

水も簡単に手に入るようになりました。

これも食事のとき、水で胃の中に食べ物を流し込むことが出来るようになったので食事時間は短くなりました。そこからさらに酷いもので普通の水がビールなどのお酒となり、食べ物を酒で流し込む始末で。
そのような習慣で食事をしているとある年齢を境に、口と脳、頭の異変が出てきますよね。こうなったら絶望でしかありません。

音楽もいつでもどこでも聞けるようになりました。

音楽をいつでもどこでも聞ける代償として20代で既に高齢者か?と思えるぐらいの聴力の持ち主が発生しています。会話するたびに【えっ?】【えっ?】と何回も聞き直すのです。

便利になると何かを代償としてどこかに返却している感じで。

いつでも人類は【私たちの希望を満たしてほしい】と願いを叶えてきましたが、その願いを叶えているのはいつでも悪魔でしたという話で。願いを叶えるけどその代償は確実にしっかり払ってもらうよ、利息つきでね・・・という感じになっています。

人類の便利病、早く治ればいいですけどね・・・

ヒビキアマカム



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