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240122_笑いとか楽しいと思えることが良いことと過剰に思い込むことによって

日常で笑ったり楽しいと思える日を過ごすのは極めて重要です。

しかし、それが【良いこと】と過剰に思い込むと意外にも弊害を生み出します。人として生きていると笑ったり楽しいと思える時間以外の時間が必ず発生します。これは誰にでも等しく訪れるものです。
笑ったり楽しいと思えることが絶対的に良いことと断定していると、そうでないことを拒絶することになり、そこから自分の人生の一部として有益なものになる可能性を相当なまでに排除することになります。

いわゆるポジティブ信仰の人は建物で言うなら耐震性のない建物であることが多く。
自分の中のポジティブとネガティブの基準を柔軟に変えることが出来ないがため、ネガティブと見なす出来事にとことん遭遇しないよう、【〇〇に効く】というような色々なマントラを必死に唱えます。

多くの人が言うセリフ・・・
【それって良いこと?】

なんですが、その良いと言っている基準が一体何なのか?
って話になると自分でも全然わかっていないようです。
感覚的なものだと言いつつ、その感覚ですらわかっているように見えないので、
出来事をすぐ【良いこと】【悪いこと】に分類する癖のある人はどこかでその分類基準は一体どこなのか?何なのか?って吟味してみるといいですよね。

吟味することで初めて自分を知ることになりますからね。

吟味することで初めて自分って自分のことをよくわかっていなかったことを自覚し、良い悪い分類も概ね他人がやっている分類をそのまま真似したことが多いことに氣が付くかと思います。
生きている限り、誰でもどうやっても良いこと、悪いことが日常で起こるにもかかわらず良いことばかりに執着していると人間として重要なことを体験することを放棄している感じとなる可能性があるので、

個人的に思うのは出来事を良いとか悪いとか分類するのはほとんど意味がないかなーと思っています。

ヒビキアマカム


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