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千葉の天女の羽衣のお話

昔、千葉(せんよう)の蓮を見に来た天女が池にある松に羽衣をかけて鑑賞していたところ、千葉氏の先祖が羽衣を隠し夫婦になるという内容です。そこからとって千葉氏になったそうです。

全国各地に天女伝説はありますが、千葉の伝説は少し変わっていますね。
大体は池で沐浴をするために羽衣を脱いで木にかけるのですが、千葉はそうではないようです。
蓮を見るために羽衣を脱ぐのはちょっとおかしいですよね。
土着の千葉のあたりをまとめていた豪族とあとからやってきた千葉氏(平氏)が婚姻関係を結んで、正式に千葉と名乗れる子が誕生したといったところじゃないかと思います。もしそうだとすると初代がその子に当たる世代ではないかと。
となると桓武天皇とは違うルーツのグループということになりますね。特に調べるつもりはありませんが、天女伝説それぞれに似通ったルーツが発見できればその一族発祥のお話ということになります。軽く調べると水に関係ありそうな地名が出てきますが、池に降りてくるのでまあそうでしょうけど天真名井あたりと関係あるんでしょうか。自分の頭では理解できるかわからない量が出てきそうなんでここで終わりにします。

それでも天女が降りてきたっていうほうがロマンがあって好きです。

昔あった松は枯れてしまったそうですが、その後新しく植えられた松があるそうです。蓮はどうなんでしょう。大賀蓮とは違うのかな?

大賀蓮といえば、中尊寺にあった説明文で中尊寺の蓮を復活させた大賀博士が~の下りで、大賀さんって本当に蓮にハチャメチャに詳しい人なんだなという謎の感動をしたことがあります。こういうよくわからないところでも繋がってしまうのが旅のいいところですね。


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