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初めての韓国・ソウル旅行で、DMZツアーに行ってみた。②


0. ①の振り返り

 ①において、私は、自分が韓国とその首都であるソウルへ行こうと考えたキッカケやDMZツアーに申込んだキッカケ、2024年5月10日の深夜にソウルの宿泊先のホテルに着いて、その後床に就いたこと等を記してきた。

 ②では、DMZツアーの当日である同年同月11日の朝のことや、私が無事にツアーバスに乗ってからDMZの会場である臨津閣平和公園に到着するまでのことを中心に記していきたい。

1. ツアー当日の朝

 2024年5月11日6時30分頃、私は起床した。①に記したように、私はスマホのアラームを「6時15分」に設定した。しかし、私は、実際に6時15分頃に起床して、アラームが鳴っても、「6時30分くらいに起きればギリギリ間に合いそう。」、「ツアー中に寝不足でガイドさんの話をちゃんと聞けなくなるのは嫌だから、もう少し寝ていよう」と思った。そのため、私はスマホのアラームを「6時30分」に再設定し、少しでも眠ることに意識を向けた。
 再設定したスマホのアラームが鳴り、私はスマホの画面を見た。スマホの画面には「6:30」という表示があった。この表示を見て、私は「もう起きないとツアーの待ち合わせ時間に間に合わない。」と思い、起床した。ツアーの待ち合わせの時間である7時15分の45分前に起床したため、私は少し急いで身支度を整えた。
 身支度を整えた後、私はホテルの1階に降りた。この時、待ち合わせ時間まで10分程度の時間があった。そのため、私は、待ち合わせ場所に向かう前に、ホテルのロビーに備えてあったコーヒーサーバーで、ホットコーヒーを注ぎ飲んだ。
 そうして、コーヒーを飲んでいるうち、時刻は待ち合わせ時間の5分前になった。私は、ホテルを出て、待ち合わせ場所である地下鉄の東大門歴史文化公園駅の8番出口に向かった。

2. 無事にツアーバスに乗る

 ホテルを出ると、すぐに私は地下鉄の東大門歴史文化公園の出口を見つけた。「あ、本当にホテルから数分の場所に東大門歴史文化公園駅があった。昨日電話くれた人の言った通りだった。」と思い、私は出口付近でツアーバスとガイドを待った。
 しかし、まわりの様子を見ると、ツアーバスとガイドが来る気配がなった。少し心配になり、私は手帳を開いてツアーの待ち合わせ場所を確認した。手帳には「8番出口」と書いてあった。私は自分がいる出口の番号を確認した。4番出口だった。私は慌て、8番出口への案内を見ながら階段を下ろうとした。その直後にスマホの着信が鳴った。出ると相手はガイドだった。「すみません。すぐにそちらに向かいます。」と言いながら、私は駆け足で8番出口へと向かった。
 8番出口へ向かう階段を昇ると、スマホを耳にあてたショートカットの小柄な中高年の女性がいた。「この人がガイドさんだ。」と思いながら、私は「すみません。遅れました。」と女性に言った。女性は笑顔で「大丈夫ですよ。バスに乗ってください。」と言いながら、私をツアーバスへ案内した。
 ツアーバスに乗ると、2~3人の乗客がいた。「すごい。私より早い時間にバスに乗った人がいるんだな。」と思いながら、私は女性が案内した座席に座った。私は、バスの右側の通路側の席に案内されて座った。私の右隣である窓側の席にはツアーの参加者と思われる日本人が既に座っていた。
 私が席に座ってから数分後、バスは発車した。バスが走って数分経たないうちに、ガイドの女性は、「私の名刺を配ります。名刺のQRコードにアクセスして名前や生年月日等を記入して送信して下さい。」と言って、乗客たちに名刺を配った。私は名刺をもらい、スマホでQRコードにアクセスした。名前や生年月日等を記入する欄が出た。私はガイドに言われた通りに記入して送信した。
 その後、私はツアーでいろいろなことを学ぶ体力を温存するためにボッーとしていた。すると、ガイドは「朝早くご協力ありがとうございます。本日は22名の方が参加されます。あと数名のお客様をお迎えに行きますので、お待ちくださいね。」と言った。私は、「あ、今日はそんなにたくさんの日本人が参加するんだな。」と思いながら、再びボッーとした。その間に、バスは明洞等に停車し、他の日本人の観光客を迎え入れていた。日本人の観光客を全て迎え入れた後、バスは、中国人の団体の観光客たちを迎え入れた。彼らはバスの左側の席に座った。
 右側の席に日本人の観光客たちを、左側の席に中国人の観光客たちを座らせた後、バスはDMZへと向かった。

3. DMZの概要

 DMZへとバスが向かう道中、私や他の日本人の観光客を迎え入れたガイドがDMZについて説明した。

  • DMZは30人以上のツアーではないと入れない。

  • DMZには1日2000人、バス50台しか入れない。

  • DMZは観光客には人気の場所。特に週末は混む。限られた人数しか入れないため、朝早く行かないとDMZへの入場のチケットを買えない。

  • 今回のツアーは、第3トンネルを1時間10分、都羅山展望台を50分、統一平和村を20分観光する合計3時間のコース。

  • 各観光スポットの時間は、韓国軍によって厳格に決められている。もし時間を守らないと、まずバスの運転手に電話連絡が行く。それでも時間を守らない場合は、憲兵が乗った軍用車が来て厳しい取り調べを受けることになる。そうなると、多大な時間ロスになる。

  • DMZは、米、高麗人参、白い豆で有名である。

  • 本日、臨津閣平和公園ではマラソン大会が開催される。

 このような説明をしながら、ガイドは「私はKです。」と自己紹介した。(以降、私はDMZツアーの記事にて、ガイドのことを「Kさん」と表記する。)
 Kさんの説明を聞きながら、私はまだ見ぬDMZの観光スポットを想像した。Kさんの説明が終わると、中国語ガイドが、中国人観光客たちに中国語でDMZについて説明した。

4. DMZの入り口に着く

 DMZの観光スポットを想像しながらバスに乗っていると、窓からマラソンランナーの格好をした人たちが見えてきた。Kさんが、「まもなく臨津閣平和公園に着きます。」、「着いたら、まず私たち(Kさんと中国語ガイド)が降りて、チケットが買えるかどうか見てきますのでお待ちください。」と参加者たちに説明した。
 バスが臨津閣平和公園に着いて駐車場に停まると、Kさんと中国語ガイドがバスを降りた。
数分後、 Kさんが、参加者たちに「バスを降りていいですよ。」と言った。バスを降りると、多くのツアーバスが駐車場に停まり、たくさんの観光客たちがいた。

臨津閣平和公園の駐車場①
臨津閣平和公園の駐車場②
臨津閣平和公園内の
韓半島生態平和総合観光センター付近にて①
臨津閣平和公園内の
韓半島生態平和総合観光センター付近にて②
臨津閣平和公園内の
韓半島生態平和総合観光センター付近にて③

Kさんは、「今日は週末だから多くの人がいらっしゃいますね。」と言いながら、中国語ガイドとともに参加者たちを韓半島生態平和総合観光センターの方向へ案内した。
 韓半島生態平和総合観光センターの建物の近くに着くと、Kさんは、腕時計を見て、「今は9時ですね。これから私たちはDMZのチケットを買いにいきますので、9時40分まで休憩にしましょう。この休憩時間の間にトイレに行ったり朝ごはんを食べたりしてくださいね。DMZに入ると、食べるところがありませんから。」、「時間があれば、有料ですがゴンドラにも乗ります。」、「休憩が終わったら、臨津閣平和公園へ行きます。」、「9時40分にここに戻ってきて下さいね。」と参加者たちに言った。私は、「わーい。この時間に写真を撮れる。朝ごはんも食べられる。宿泊先のホテルを朝食ビュッフェ付きで予約したけど、今朝は起きるのが遅くてビュッフェを利用できなかったもんね。」とワクワクした思いを抱き、休憩のために一旦解散となると、すぐに自分がいた場所から離れた。

5. この続きは③をお楽しみに。

 臨津閣平和公園に到着するまでの過程を記したので、②はここまでにする。③からは、臨津閣平和公園で観たものを中心に記していくので、どうぞお楽しみに。

 




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