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初めての韓国・ソウル旅行で、DMZツアーに行ってみた。①



0.初めに。

 去る2024年5月10日から12日、私は韓国の首都ソウルへ旅行に行ってきた。この旅行が私にとっての初めての韓国及びソウル訪問だった。自分が韓国へ行こうとするなんて今まで考えたこともなかった。韓流ドラマには特に興味はなかったし、K-POPアイドルのことも少女時代やKARA等にハマっていた大学生の頃に比べたら全然わからなかった。そのような私が何故韓国、その首都であるソウルへ旅行に行こうと思ったのかをこれから記していきたい。

1.韓国へ旅行することになったキッカケ

 現在、私はYoutube番組である「悠人書院チャンネル」内の「韓流×シスターフッド」にゲスト出演している。このチャンネルにゲスト出演したキッカケはひょんなことである。
 私は、このチャンネルで配信される番組に何度かチャットで参加していた。その中で、悠人書院チャンネルの主である福岡貴善さん(以下、「福岡さん」と表記する。)が、ある番組内で「Netflixで配信されている韓国ドラマの『クイーンメーカー』は、シスターフッドの物語です。」と紹介していた。女性の権利や安全等に関心のある私は、この時「シスターフッド」という言葉にも強い関心を抱いていた。『クイーンメーカー』で描かれるシスターフッドがどのようなものであるかを自分で確かめるために、私は間を空けながらも『クイーンメーカー』を全話視聴した。

このドラマを全話視聴して、中々興味深いドラマだと思った私は、悠人書院チャンネルで配信されていた番組のチャットに「『クイーンメーカー』を全話視聴しました。」と度々コメントした。そのことがキッカケで、私は悠人書院チャンネル初の女性ゲストとして、2023年9月上旬から悠人書院チャンネルに出演して「韓流×シスターフッド」をテーマにした韓国の映像作品(ドラマや映画等)について福岡さんと対談するようになった。

※悠人書院チャンネル「韓流×シスターフッド」
の第1回目。Netflixで配信されていた『マスクガール』というドラマについて福岡さんと対談した。ついでに、『クイーンメーカー』については第2回目で対談した。

悠人書院チャンネルにゲスト出演して「韓流×シスターフッド」をテーマに福岡さんと対談しているうちに、私は、韓国の社会や歴史について知るようになった。それと同時に、私は「やはり一度は韓国に行ってみたい。」、「日本のすぐ隣の国で、ソウルなら短期滞在もできるのに、一生に一度も韓国に行かないのは人生を損にしている感じだ。」、「私の職場も羽田空港から近いところにあるから、仕事終わりにそのままソウルへ行くのも乙ではないか。」とも思うようになった。
 「善は急げ」という諺にもあるように、私は「『韓国に行きたい。』と思ったならば、なるべく早い方が良い。」と考えた。自分の仕事やプライベートでのスケジュールを踏まえて、自分が韓国へ旅行するベストなタイミングは、2024年5月10日から5月12日だと私は考えた。この日程に合わせて、私は航空券を手配したり、滞在先のホテルを予約したり、福岡さんに韓国とその首都であるソウルについての情報を聞いたりした。

2. DMZツアーに行こうと思ったキッカケ

 2024年5月に入り、自分が設定した韓国旅行の日程が近づいた2024年5月9日、私は同年同月11日に開催されるDMZツアーを申し込んだ。DMZとは、De-Militarized Zone(非武装地帯)の略称であり、北緯38度付近の南北軍事境界線から韓国側と北朝鮮側に各2km、直径4kmの地域である。
 このツアーを申し込む前、私はソウルから北方約60kmの位置にある板門店のツアーに興味があった。「初めての韓国・ソウル旅行で板門店に行くのも面白そうじゃん。」と思い、板門店のツアーをインターネットで検索した。しかし、どのツアーも、「7時に集合」等早朝から設定されたスケジュールだった。2024年5月10日20時5分に羽田空港から出発し、同年同月同日の22時25分にソウルの金浦空港に到着する航空券を手配していた私は、「22時過ぎに空港に着いて、その後ホテルに着いて床に就くとなると0時過ぎになるな。『7時に集合』だと、私の場合は1時間前に身支度をする必要があるから、初めての韓国・ソウル旅行で板門店のツアーに行くのはハードルが高いな。」と思った。(私は6時間未満の睡眠だと、翌日元気がなくなるタイプである。)そのため、私は、今回の旅行では、板門店のツアーに行くことを見送り、韓服(チマチョゴリ)を着て景福宮内を散策することをメインにしようと考えた。
 そうして時が過ぎて韓国旅行まで1週間切った頃、私は現地での服装を考えるためにソウルの天気予報をインターネットで調べた。すると、「5/11は曇りのち雨、5/12は1日中晴れ」と表示された。この表示を見た時、私は「これだと韓国旅行がつまらなくなりそう。」と思った。というのも、私は5月11日に韓服を着て景福宮に行き、守門将の交代式を観る予定だったからだ。色々なインターネットサイトを見て「守門将の交代式は雨天時は行われない。」と知り、私は「これだとせっかく韓服を着て景福宮に行っても楽しくないだろうな。私はソウルの土地勘も全然無いから5月12日にソウル市内をブラブラ歩いて回ってもすぐに飽きるだろうな。でも初めてのソウル旅行でソウル市内をブラブラするのもアリかな。」と思った。
 そうして、韓国・ソウルへ出発する日の前日、私は「やっぱり板門店のツアーに行っちゃおうかなぁ。韓服で景福宮に行くのは12日にしよう。どうせなら現地でしかできないことをしてみたい。」と思った。私はインターネットで板門店のツアーを調べ、「kkdayで申込んだら良さそう。」と思い、kkdayの以下のツアーを申込んだ。

北緯38線(DMZ/非武装地帯)日帰りツアー予約 日本語ガイド付きで人気定番スポット巡り(韓国 ソウル 京畿道)
https://www.kkday.com/ja-jp/product/140484?cid=11768&ud1=detail-share&ud2=app-android

私が上記のツアーを申込んだ決め手は、8時からのツアーの他に10時からのツアーがあり、送迎バスが私の宿泊先のホテルの近くまで迎えに来てくれるからだった。私は、「10時からのツアーなら、朝はゆとりを持って参加できそう。」と思った。その後、私は事前に予約していた韓服レンタル店に「韓服のレンタルを5月11日から5月12日に変更したい。」と連絡した。韓服レンタル店から変更の了解のお知らせをもらった後、私は迷わずkkdayで5月11日10時からのツアーに申込んだ。
 申し込んで数時間後、私のスマホに知らない番号から着信があった。「板門店のツアーのことかな?」と思い、私は電話に出た。電話に出たら、片言の日本語で私の氏名を確認された。「やっぱりツアーのスタッフらしき人だ。」と思いながら、私は「はいそうです。」と答えた。すると、スタッフらしき人は「この日(5月11日)の10時からのツアーは英語ガイドになってしまうんですね。日本語のツアーは8時からです。」と言った。これを聞いて、私は「えっ‥‥‥。これって結局朝早く起きないといけないパターンじゃん。」、「でも、せっかくの機会だし、今更キャンセルするのも面倒くさいから8時からのツアーでもいいか。」と一瞬衝撃を受けつつも淡々と5月11日8時からのツアーへの参加に同意した。その後、スタッフらしき人は、「それでは、当日は7時15分に地下鉄の東大門歴史文化公園駅8番出口に来て下さい。御宿泊されるホテルから徒歩2分の場所です。」と言った。(私は東大門歴史文化公園駅近くの宿泊ホテルを予約していた。)これを聞いて、私は「うげー。更に朝早くなった。睡眠時間短くなる。」、「でも中々出来ない体験をするのだろうから、この時だけは頑張ろう。」と再度衝撃を受けつつも当日の待ち合わせ時間と場所に了解した。
 スタッフらしき人との電話後、私はインターネットで板門店のツアーに行った人達の感想をザッと読んだ。板門店のツアーについて「『命の保証はない。』という誓約書を書く。」、「最悪の場合射殺される。」と書かれているのを見て、私は一瞬背筋が凍った思いを抱き、「私、とんでもないツアーに申込んだのだなぁ。」と思った。
しかし、その後、自分が申込んだツアーの内容を確認したら、板門店に行くことはどこにも書かれていなかった。更に板門店についてインターネットで検索したら、板門店は昨年の7月に韓国に駐屯していたアメリカ兵が軍事境界線を踏み越えてから閉鎖されていることを知った。私は、「なんだ。申込んだツアーでは、どうやら板門店には行かなそうだな。DMZ=板門店ではないのだな。」、「朝早く起きる以外は気楽な気持ちで参加しよう。」と安堵し、翌日の仕事終わりに韓国・ソウルへ向かうことを楽しみにした。

3. 韓国・ソウル行き当日

 kkdayでDMZツアーを申込んだ日の翌日である2024年5月10日、私は仕事終わりに羽田空港へ向かった。チェック・インを済ませた後、私は予定通り20時5分の韓国・ソウル行きの飛行機に乗り、22時25分に無事にソウルの金浦空港に着いた。入国審査には思いの外時間がかかり、私が入国審査を終えた時には23時を過ぎていた。しかし、その後私はタクシーで宿泊先の東大門のホテルに向かい、ホテルのチェックインの時間である0時ギリギリに宿泊先のホテルに着いた。
 私は「やはり寝るのは0時過ぎちゃうな。」と思いながら、ホテルでチェックインを済まし、自分の部屋に向かった。部屋に着いた後、私は少しでも多くの睡眠時間を確保するために、急いで翌日のDMZのツアーの準備やシャワー等を済ました。私はスマホのアラームを「6時15分」に設定して、1時を過ぎた頃に床に就いた。

4. この続きは②をお楽しみに。

 ①はここまで。ツアー当日のことは、②から本格的に記していく。


 

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