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成長したと思っていたはずが元のままだったら凹むよねって話を駄文でお送りします

人生何度目か(少ない)のモテ期到来の予感である。
と、さもHAPPY全開!みたいな始まり方をしておいて、実は好ましくない事態であることを先に示しておく。

というのも、結局昔の状態のまま変化していない自分の姿を認めてしまったわけだ。
しかも、すっかり成長したと自信を持っていたところにその再発見は心に刺さるものがあった。

まず、前提として4,5年ほど前までアロマンティックでアセクシャルだと自認していた(その名称や概念を知ったの自体が5,6年前なので厳密には長らく明確に自認はしていなかったけども)私がいる。

とはいえ、いずれ自分にも恋愛感情というものが自然と生じると思っていたので、嫌な相手や知らない相手でなければ愛の告白的なものは基本的に受け入れる方向性でやらせてもらっていたんだけど、いわゆる蛙化現象っていうやつにはずっと悩まされ続けてはいた。

特に物心ついたころから男性が苦手、というか嫌悪に近い感覚を持っていたこともあり、女性に対してはただ同性というだけで勝手に根っこで通じ合っている感覚を覚えてしまうため「好き」ベースで関係を築くのに対して(出会った女性の中で3割程度は「どうでもいい」がいるけど「嫌い」はいないという感じ)、男性は「どうでもいい」が9割、「嫌い」が1割といった構成で脳内は占められていて、告白されるたびに「どうでもいい」から「嫌い」に移行する人が増えるというのもざらだった。

ただそれで自分自身が嫌な思いをするだけでなく、人を傷つけてしまうことが息苦しくて(当時友人からつけられたあだ名は「メンヘラ製造機」。全然笑えん)、なぜ私は「恋愛できない」(アロマンティックは「できない」わけではないです。これは私個人の話)のか一生懸命考えて、それで子どものころのトラウマに行き着いたのだけど、というかこれ、ちょっと一旦脱線するけど、自分で考えて自分でゴールまで行ったのまじですごくないですか?

「自分探し」ってよく聞くけど、あのときの思考はまさしくそれだったし、私はちゃんと自分を理解できたという自信ができたわけだ、そのときに。

で、ついすぐ自画自賛する方向に持っていきがちなんだけど、結局恋愛できない発端は中学時代の同級生から受けた嫌がらせにあって、そのときに自分は男性から嫌われる存在だから絶対に好きになってはいけないと自ら蓋をしていたんだということに気づきまして。

なんともばかばかしい理由すぎて、気づいたときは目から鱗と同時につい笑みまでこぼれてしまうほどだったんだけど。

でもパンドラの箱を開けたら不思議なことに幼少期からあったはずの男性不信とか男性嫌悪とかの感情も大分緩和されて、ようやく初恋も体験することができたし(まぁ別れましたけど)、なんと心を開く相手もごくわずかだけどできました。これはすごい。

今は「好き」が0.1割、「嫌い」が1割、残りすべてが「どうでもいい」ってくらいのバランスかな。
平等でいたいと願いながら到底女性を見る目には届かないけれど、この0.1割っていうのは自分の中でとても大きな一歩だと思うわけ。

まぁそんな状態で先般、クリスマス年末進行真っただ中で2人の男性から告白をされて、1人目のときは純粋にうれしいと思えて、本当に私のセクシュアルは変化したんだなぁと、うれしいと思えたことがまたうれしくて二重の喜びがあったのに、もう1人のときには久しぶりの蛙化現象を体験していて、一進一退なのかなぁと今落ち込んでいる次第。

(※何度も言うけどアロマンティックでなくなることを「進化」とか「成長」とか言っているわけではない。あくまで私の場合はトラウマがきっかけでそうなっていたので、恋愛「できる」状態になるのはそこからの脱却だという話)

そもそも私には好きな人がいるので(人生初の片思いを満喫していて、相手のすることに一喜一憂する自分がとてもかわいい)、2人ともお断りをすることにはなるのだけど、それにしても2人目に関しては自分の対応が本当にひどい。

それまできちんと返していたLINEも平気で未読スルーするし、というか送られてきた時点での嫌悪感がすごい。
通知がきた瞬間にもれなく「うわ…」って顔をしている。
これはもう確実に自覚がある。

それで思ったわけだ。
成長したと思ったはずなのに、結局根っこは変わらんのかと。

とはいえフラれた側からしたら(厳密には「じっくり考えて」と言われているのでまだ正式に断れていないけど)「なんでお前が凹んでんだよ」って話なので、迂闊に表立ってそういう顔もできないし、なんだかなぁ~と思ってつい師走始まったばかりの金曜午前中にオフィスでブログを書き始めてしまったわけです。

こんなこと言いたくないし、私だって芯からは思っていないはずだけど、…人間関係ってとてもめんどくさいね。

1人目も2人目も「どうでもいい」の枠にいた人だったのだけど、どうしてこう違いが出てしまったのかって、たしかに告白してきた瞬間に態度が急変したというのもあるけれど(わかりやすくいうと、男感を出してきたというか)私としてはもしかしたら「2番目」というのもあるのかな、などと考え込んでしまったり。

1人目はアップデート済みの私が対応できたけど、即座にもう一度同じ対応を求められてシステムが摩耗して過去のログが飛び出しちゃったのかな、なんて。
そうでないと願いたい。

同時期に複数人から告白されることなんて私には滅多にないけど、先着1名様しかご案内できないのはそのアプリケーションまじでどうかしてる。令和だぞ。

と、ここまで書いて少し頭のモヤモヤが晴れてきたように思うけど、リアルタイムで今やってきたLINEを一切開く気がないので根本的な解決には至っていない。

好きでもない人に好意を寄せられるの、まじできもくないですか?
ってそんなこと言っちゃだめだよな。
でもなんでだめなんだろう。
私自身も自分の気持ちを片思い相手からしたら気持ち悪いだろうな、と思いながら節度ある態度を試みている。
(たまにあふれ出てしまうときに、仲がいい友人同士であることは間違いないからある程度は平気かな、などという甘えがあるのは事実だけど)

みんなどうなの、よく「相手がだれでも好かれたらうれしい」とか聞くけど、それまじで言ってる?
こちとら綺麗ごとなんか聞きたくねーのよ。

とかいうの、周りの人に実際に聞けって話ですね。
いかんせん私は自分の中で考えがまとまるまで人に話せない癖があって(こないだそれを打破しようとまとまりきらないうちに話したら言葉が出てこなさすぎて私も相手も困ってしまうという事案があったので余計にはばかられる)、あー難しいですね。
人間関係、難しい。

仕事しよう。
結局全然まとまらん。


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