いつだって月の光は愛のメッセージ
はるちゃんが「世界に悲しいことが多くて筆が進まない」って連絡をくれたとき、私もずーっとどんよりした気持ちでいたよ。
あのとき、大変なことが起きてしまったなと思った。
ニュースサイトから「速報」と通知が届いて、記事を読んでもにわかには信じられなくて、どこか上の空で、お約束のように末尾に並ぶ「いのちの電話」の番号を眺めていた。
自他の境界線はわりとはっきりあるほうなのだけど、自身から生まれる悲しみだけでなく、残された家族を想って(勝手に)生まれるべつの悲しみもあって、これはと