カイコ
ピアノ弾き語りの動画を公開しました。
12年の時が経ちました。
当時は私はまだ子どもで、テレビの中で見ても、何も感じなかった。
けど、成長した今あんなものを見たら、きっと全身の力が抜けてしまうだろうな。 何が起こっていたのか、事実はわかっても、意味は理解できなかった。
アニメの中で大勢の人が死んでいくのと一緒。
でも、きっと、震災の記憶がちゃんと残っているのはこれくらいの歳までなんだろうな。
年下を見ていけば、記憶にすら残っていない人、生まれてすらいない人がどんどん増えてる。
きっと、間違いなく、この記憶は社会の中で薄れていく。
希釈されていく。
だって、そうじゃなきゃ昨今の世界情勢が危うくなったりはしないんじゃないの? 一国の問題ではないんだろうけど、そんなことを考えてしまいます。
歴史として色を失わないように、後ろを振り返るんじゃなく、ちゃんと受け止めて、前へ進めるように。
洋次郎が目指しているのはそんな未来なのかな。
退屈な目で、あの日テレビを眺めていた自分には、こんなことを言う資格はないのかもしれない。
おこがましい行為かもしれない。
けれど、この歌を今日、この日に投稿します。
カイコという曲です。
南並みに皆実波
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