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大阪とか映画とか

デスクフォン

中学時代、クラスメイトが聞かせてくれた『スネークマンショー』。
瞬時にツボにハマってしまいました。
もう一つツボにハマったのが、そのギャグに使われていた『デスクフォン』の着信ベル。
日本の黒電話と全く違う、“明るくて乾いた音色” に強い憧れを
感じたのでした。

そして十数年後、時代はもう既に黒電話からプッシュフォンに代わり、
職場はもとより結婚後の自宅もプッシュフォン。
受話器を取らなくても発信が可能なモニター機能や、リダイヤル機能により便利この上ない。
しかし、中学時代から強く憧れ続けていたアメリカ製『デスクフォン』
を諦め切れず、とうとう買ってしまいました。

大きな喜び・満足感とともに設置。
しかし、待てど暮らせど着信ベルは鳴りません。
もともと自宅に掛かってくる電話はそれまでも殆ど無く、大枚はたいて
買った憧れの『デスクフォン』は、ただの “不便なダイヤル式電話機!”
に成り下がり、その後1ヶ月も経たず元の便利なプッシュフォンに
変えてしまいました… 

その後、その『デスクフォン』本体は、前出の『ヒッチコック映画術』と
同様、離婚前の別居中に処分されてしまいました…


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