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日本のビッグビートディスクガイド1995-2001

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1995年~2001年のビッグビート最盛期にリリースされた日本産ビッグビートのディスクガイド。解釈に大きく幅があるので原理主義者向けではないです。
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記事一覧

Chapmans / No Title

ブートものの最後に紹介するのは、Captain FunkのDJイベントでレジデントDJをしていたChapma…

Dub Master X / Dub Wa Self Remix #15

日本のヒップホップシーンのオリジネーターの一人にして、Avexで最初に専属リミキサー契約と…

Fuzita Blender / Sesso Matto (Guatemala Blend)

Fuzita Blenderの最初の作品にして、聞いた誰もが驚愕した一枚が「A New Compilation」だ。…

Tomoya Kishi (atellier music plus) / Sesamstrasse

当時のビッグビートシーン、特にEscalator RecordsやReadymade周辺のDJたちがこぞってかけて…

Atomic Soul Experience / Sharona

+αの企画として、今週からの5回は当時、色々出回ったりしていたブート音源を紹介しよう。…

Izumi Sakai + Yasuharu Konishi / Can't Take My Eyes Off Of You

さて、これで100本一区切り。最後は小西康陽かCaptain Funkの仕事にしようとおもっていたの…

森高千里 / 見たとおりよ私 (Noisy Instrumental)

90年代後半の森高千里は、音楽的にも知名度的にも円熟期で、ユーモラスな独特の森高節の歌詞だけでなく、特にドラムプレイなどの演奏力も評価を得はじめており(前述のテイトーワのアルバムにもドラムで参加している)、タレントからミュージシャンに昇華していた。そうした時代のせいか、シングルカットされたLet's Go!は、アナログのEPでもリリースしており、そこに収録された「見た通りよ私(Noisy instrumental)」はどたどたドラムビートにメロディをなぞるピアノと飛び道具

Towa Tei / Congratulations!

テイトーワはドラムンベースや2ステップへのアプローチは早くから初めていたり、2ndのSound …

Fab Cushion / Channel Out

Fab Cushionは今はドラマや映画、CMなどの劇伴などの作曲家として活躍する井筒昭雄のソロユ…

Arm / Index 68-87 (Armedphone Tour)

ArmはTanzmusikのメンバーでもある久川大志のソロプロジェクト。Armは何よりもこの作品が収…

Take Rodriguez And His Exotic Archestra / Bump 'N' Grind (Remix)

Take rodriguez And His Exotic Archestraは、2000年前後の東京アンダーグラウンドテクノの…

Dataspeaker / Diamond Buffalo

DataspeakerはAKAKAGEもリリースしていたLow BlowというS-KENプロデュースのレーベルのブレ…

Suicide Sports Car / Spicy Step (diamond spy Mix)

スパイものはビッグビートのたしなみ。なので国産トラックでもこの時期、スパイものがいくつ…

Ram Jam World feat. Melodie Sexton / Searchin' (Original Mix)

三宿WEBといったら、朝本浩文は欠かせない。90年代の日本のポップミュージックにエンジニアリングやプロデュースでクラブミュージックを取り入れた立役者であり、自身のRam Jam Worldではドラムンベースを取り入れて、ポップフィールドにもクラブフィールドにも通用するサウンドを制作していた。意外なところで言えば、電気GROOVEの「UFO」も朝本プロデュースである。自転車事故により2016年に早逝したのが惜しまれる。その朝本が元オリジナルラブの木原龍太郎と手がけたドラマ「