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変わっていっていいんです
紙 油彩
たぶん、油絵教室に入って、1番はじめに描いた絵ではないでしょうか。
キャンバスでなく紙に、下塗りもなしにいきなり描いてます。何も分からなかったものですから、「好きに描いてごらんなさい」という先生のお言葉を受けて、好きに描いたのです。
モチーフは、流木と、花瓶に生けた植物でした。
モチーフのカタチと色を分離して、組み換えてみようと思ったのでした。
絵を描くということは、実験のようなところがあると、わたしは思います。
こう描いたらどうなる?
という実験。
おもしろいです。
そして、絵は、描いている途中で変わってしまってもいいのです。
前にも触れましたが、モチーフが植物などの場合、時間が経つと変化してしまうことがあります。つぼみだったのが、花が咲いて、さらには枯れてしまうとか。
「先週とまたちがってますね。来週になったら、またちがっているでしょう。絵も変化していいんですよ。枯れたら枯れたのを描いていいんですよ」
とのこと。
はじめに「こうだ」と決めて描くやり方もありますけれども、そうではないやり方もあります。
決めずに、流れのままに、描く。
描きながら、変わっていく。
よりよく変わってくれたらいいのですが。
まだまだ修行が足りません。
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