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田舎の子

もう、"子"っていう年齢ではないけど

自分のことを一言で現すならこれが一番しっくりくると思う。

私の生まれ育った地域は

ICOCAの普及がまだされてなくて、駅員さんが朝と夜しかおらん駅があって

コンビニといえば12年くらい前に建ったセブンが一軒のみ

コンビニの数より高齢者施設の数のほうが多くて

小学校は一応4つあるけど、そのうちの2つは1クラスが3人とか4人とかで

私の通っていた小学校はまだ大きいほうで、一クラス20人はおった

そのうち女子は確か10人位で、グループに分かれる時もあったけど何かする時はほとんど10人でしよったと思う。

女子10人っていうのはトラブルも起きやすく、何かある度に全員で担任の先生に呼び出されて注意を受けよった



そういえば!


小学校の職員室の前に大きい水槽があって

綺麗で小さい魚がたくさん泳ぎよった

その中に、体が透明で骨が透けて見える魚がおって

その魚を初めて見た時は幼いながらとても衝撃を受けて感動した!先生に、この魚はなに?って聞いたようなおぼえが…

それからはその魚をよく見に行きよった。友達にも教えたけど、特に感動した様子もなかったけぇ、一人で見に行きよった気がする…

あとは、妄想癖は小さい頃からで

小学校の時はよく、教室の中に猫が入ってきてくれんかな…っていう妄想をしよったような🤔

授業を頑張った記憶はない


へんぴなところに家があるせいか

放課後は、中、高学年になってチャリで自由に友達の家に行けるようになるまでは

近所を散歩したり、近所のおばさんやおじさんの犬の散歩やお墓参りについて行くような子どもじゃった

兄弟はおるけどみんなそれぞれマイペースで

幼い頃しよった遊びで覚えちょるのが

私と妹の持っているリカちゃん人形の服を、弟のお気に入りのウルトラマンの人形に無理矢理着せるという遊び


あとは、地元の偉人に初代内閣総理大臣の伊藤博文公がいて、立派な記念館もある

敷地内には伊藤博文の生家をモチーフにした展示があって、

幼い頃の博文とその父、母の等身大の蝋人形のようなものがいて、幼い頃貧乏だった伊藤博文の生活を覗き見できるような造りになっているのだが


正直言って、けっこう不気味。

多分、町民のほとんどが同じように思っちょったんと思う…

いつからか、その伊藤博文記念館で町主催の夏の肝試し大会が開かれるようになった。

一度友達と参加したけど、けっこう楽くて盛り上がっていた!



でも良いところもたくさんあって、

道を歩いてすれ違えば、全然知らない人とでも挨拶を交わすのが当たり前

小、中学生の頃はすれ違う人に

「おはようございます」

「ただいま帰りました」

って報告するのが習慣じゃった。

その習慣は今でも続いていて、中学生とすれ違ったら挨拶してもらえる。

ここは、我が地元の一番誇れるところかなぁって思う!


あとは星も空も綺麗!

野菜や魚も美味しい!



今は都会で暮らしよるけど、これから先何年たっても、自分はずっと田舎の子だと思う。

都会に馴染んだふりをするよりも、そうやって思っちょったらいろんな発見があって楽しいかもしれん!



都会も良いけど、田舎も良い!どっちも好き!どちらの生活も経験できている私はとても贅沢なのかもしれん✨

あと2日したら久々に帰れる!通りすぎるだけになるかもしれんけど、それでも充分!


ふむ。


では、今日も良い1日を🌼














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