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365日ライカ:003 フィルムで撮るとわかること

同じフィルム×違うレンズ=出てくる写真の違い。

フィルムで撮ると、レンズの描写をダイレクトに感じることができます。

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Leica M-A, Summilux 35mm ASPH., Kodak Tri-X 400

別に「このレンズらしい味わいが出ていますね〜🤔」なんて楽しみたいわけではなく、仕上がりの写真を見ると単純に「ああ、写真って“レンズを通して取り入れた光”なんだな」と感じます。

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Leica M-A, Summilux 35mm ASPH., Kodak Tri-X 400

モノクロフィルムで撮ればなおさら。

そこにあるのは光と影の世界。

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Leica M-A, Summilux 35mm ASPH., Kodak Tri-X 400

それと同時に、光を受け取るフィルム(デジタルならばセンサー)の重要性も強調されます。

なんでも撮れるデジタル写真とは違い、挿れているフィルムがどれだけ光に反応する製品かで撮れる範囲が変わってきます。

そのため、身の回りにある光の量に敏感にもなります。

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Leica M-A, Summilux 35mm ASPH., Kodak Tri-X 400

そして、物理的に現像したフィルムが手元に残ることも含め「本当にそれ(被写体や環境)がそこにあった」という感覚が、デジタルよりも強まります。

それがフィルム写真に感じるエモさの一因ではないでしょうか。

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Leica M-A, Summilux 35mm ASPH., Kodak Tri-X 400

フィルムの値段も現像代も高くなっている昨今ですが、まだまだある程度はフィルムの種類も現像方法も選べる時代です。

そんな時代に生きていることの謳歌も含め、シンプルにデジタルとフィルムの両方を楽しみたいと思っています。


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