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評価よりも評判が大事

社会人になって10年以上が経ちました。
転職を2回した結果、業界の異なる3社を経験しました。業界が異なるので扱う商材は全く違うものの、職種はずっと営業です。


タイトルの「評価よりも評判」の意味は

成果を出すことはもちろん大事だけど「あの人、いいよね」と言ってもらうことはそれ以上に大事だよな、という意味です。

成果を出すために評判を下げたら意味がないし、評判を下げてまで成果を出す意味があるのかなと思います。強い口調になったり、同僚を考えを正してまで成果を出す意味をあまり感じません。
周囲からの信頼を得ながら成果を出せれば、好循環がおきて評価は追いてくると思います。

■営業は売上が全てだと思っていた

「仕事ができる人」とは、営業の場合シンプルで「売れる人」だと私は思っていました。

人事や総務などの事務職の成果は数字で見えませんが、営業の成果(売上と利益)は数字なので、目標達成ができているかが明確だからです。

しかし売上という定量で成果を上げることは、定性で評価を得ることが土台になると思います。

どんなにスゴイ営業マンでも常に目標を達成し続けるとは限りません。
そのときに定性評価もなければ、何もできない人になってしまいます。

売上を達成していながら、それを言い訳に定性評価のコンプライアンスなどにルーズで評判を下げる人を多く見てきました。

もったいないと思います。

■そもそも評価とは


[名](スル)
1 品物の価格を決めること。また、その価格。ねぶみ。「―額」

2 事物や人物の、善悪・美醜などの価値を判断して決めること。「外見で人を―する」

3 ある事物や人物について、その意義・価値を認めること。「―できる内容」「仕事ぶりを―する」

価値を決めること。価値を判断して決めること。
判断の仕方は色々あり、人によって色々な評価があります。

■定量評価とは

定量評価とは「数値で表せるもの」に対しての評価、または評価制度のことをいいます。売上金額や日々の行動量等が対象となります。

数値をみれば目標達成は一目瞭然なので、評価する側も明確なフィードバックをしやすく、評価される側も納得感が得られます。

定量評価は目標までのギャップも数字でわかるし、皆が同じモノサシで考えるので対策も分かり易いと思います。

ただ、最終的な評価は全国の営業社員を比較されます。
地域によって市況が違うので、単に売上達成率がNO1ならNO1の評価になるわけではなく、難易度も考慮されます。

そしてその難易度を決めるのは定量だけでは難しく、「人」が議論して決めます。結局ここにも定性的な部分があると思います。
時には数字ではなく「好き嫌い」で判断されてしまうこともあります。定量評価の行きつく先も結局は定性的になる傾向があると感じています。

■定性評価とは


定性評価とは、定量評価の逆で「数値で表せないもの」に対しての評価、または評価制度のことをいいます。
例えばコミュニケーション能力や、同僚への働きかけ、後輩育成業など、具体的に数値化できないものは定性評価を使って評価します。

つまり、その人の評判と言えると思います。

評判を上げるのは重要なのですが、数字では表せないので、自分の現在地やどうやって上げるかを認識することは難しいです。

■評判を上げるには

ゴマスリをしたり、お世辞を言ったりではなく、一緒に働く方々から本質的に信頼されることが評判を上げることにつながります。

どうすれば人から信頼してもらえるのか、以前の私には分からず、定性評価から目を背けていました。

しかし、その方法はシンプルで相手の話を聞くことだと気づきました。
話を聞ける人は信頼され、情報が集まってくるため的確な判断をすることもできます。

私は赤羽雄二さんの著書 自己満足ではない「徹底的に聞く」技術 を読んで話を聞くことの重要さに気づきました。

また話を聞くことはシンプルですが、できる方が非常に少ないので、できると非常に感謝されます。


まだまだですが、実践しています。これが職場でも家庭でも最も大切なスキルだと思っています。


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