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より良い過去を作る

こんばんは、moikoです。

割りと毎朝すれ違う老夫婦がいるのですが、おじいさんが乗った車椅子を押してお散歩しているおばあさん夫婦です。

おばあさんもそんなに足がよくなさそうで、ゆっくりゆっくり前に進んでいます。私はちょっと大変そうだなと思うのですが、おじいさんはタバコをくゆらせて気にしてない様子に見えます。

今朝、その夫婦が横断歩道とはほど遠い所で車道を横断していました。交通量の少ない道ですが、後ろから車が迫っているのが見えて、思わず「危ない!」と声が出てしまいました。車は減速していたようで事故は起きなかったのですが…

地元でも車道を自転車で横断して、手で車を止めている中年男性を見たことがあります。ちょっとヒヤヒヤしました。

よく『最近の若者はルールを守らない』とか言われますが、私はそんなことないよなぁ〜と常々思っています。むしろ若者の方がルールを守って行動しているように思えることさえあります。

昨今は若いからとか、若くないからとかあんまり関係ない時代なのかなと思ったりもするのです。

同じく『昔の時代は良かった』とか言われますが、それも本当かなと思うことがあります。ネットもスマホもエアコンもなかった時代…。今日授業で教科書の内容に関連した、昔の日本は物がなかった話をしましたが、学生達は実感として理解できません。途上国では大人も子供もガラケーを手にしたことはなく、いきなりスマホを手にしています。例えば、カセットテープ→CD、MD→mp3みたいな変遷を知らないわけです。

もちろん人の心の豊かさ、自然環境に沿った暮らし、などの見方から「昔は良かった」と思えることもあるけれど冷静に考えると一概には言えない気がするのです。

「若者はルールを守らない」「昔は良かった」とか、きっと誰もが自分達の世代、自分達が過ごしてきた時代が1番良いと思えるからなんじゃないかなと思いました。多分この言葉は何十年後も同じように言われているんだと思います。

だとしたら、世の中どんどん悪くなる一方ということなのでしょうか。

1人1人が自分の今を大切にすることが、より良い過去を作っていけるんじゃないのかなぁ。そうしたら違和感なく「昔 も 良かったなぁ」と思いを馳せられるかもしれません。

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