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『財布は踊る』からの『老人ホテル』を読んで。

こんにちは、moikoです。
図書館で本を借りる時、大体が図書館のネットページで検索して予約してから借りています。読みたい本が最寄りの図書館にあるか確認してから行くと無駄足にならずに済むからです。便利な世の中です。

特に読みたいお目当ての本がない時は、「人気のある書籍」を検索してチェックして、何となく面白そうなものをいくつか予約しています。同時に予約を入れるので、最近立て続けに予約した本が来て、本の渋滞がすごかったです。なので、ハイペースで読んだりしていました。

たまたま原田ひ香さんの『財布は踊る』と『老人ホテル』がほぼ同時に来たのですが、3、4日でするする1冊読めてしまいました。


原田ひ香さんの作品はとても読みやすいし、面白いです。今回も先の読めない展開ですごく面白かったです!また、お金をテーマにしたお話が多く、勉強にもなります。初めて読んだ『三千円の使い方』も面白かったです。

『財布は踊る』は1つの財布が色々な人の手に渡っていく物語です。こういう人、こういう状況があるんだなぁと色々考えさせられました。特に、奨学金の話は大学時代に奨学金を借りていた友人の話とリンクすることもあり興味深かったです。

『老人ホテル』は老人たちが終の棲家のように集まるビジネスホテルが舞台。主人公はそこの掃除係として働くのですが、それを始めた理由が意外なもので、話の大筋となる主人公のバックボーンも意外な展開で面白かったです。

ただ、どの作品も終わり方が私的にスッキリしなくて…。私が個人的にハッピーエンドが好みなこともあり、この2冊も何となく重い気持ちになりました。主人公が成功しているのかもしれないけど、幸せで終わるハッピーエンドとはちょっと違うように感じました。

読み終わるまで、次の展開が待てないくらい夢中で読んでいた私。読み終わると、私は「ゔーん…」とちょっとモヤってしまいました。最後まですごく面白くて、明るい感じに向かっていたのになぜこの終わり方…?

お金と人生は綺麗事ではままならない

もしかしたら、作者がお金と人生について読者に投げかけているのかもしれないなと思ったのでした。

1連の予約した本は全て読んだので、また新たに予約しました。また原田ひ香さんの本も入れちゃいました🙂どんな本か今から楽しみです♪

猛暑が続く夏、どこかへ出かけるのもしんどい…。そんな時、涼しい図書館や室内で読書にふけるのも充実した時間だなと思いました。読書も新たな発見がある心の冒険なのではないでしょうか

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