鉄分
鉄分について
鉄分は赤血球のヘモグロビンに多く存在し、血流に乗って全身に運ばれて酸素を供給する大事な役割を担っています。
鉄分が足りていないと酸素が十分に行き渡らなくなり、色んな症状が現れます。
※鉄分は体内で作られないため、食事で摂る必要があります
鉄の種類
鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄があります。
【ヘム鉄】
・動物や魚に含まれる
・吸収率が高い
【非ヘム鉄】
・野菜や穀類に含まれる
・吸収率が悪い
非ヘム鉄は吸収率が悪い上に、活性酸素を出して粘膜を攻撃します。
そのため、貧血対策には【ヘム鉄】を積極的に摂るのがベスト!
※タンパク質と一緒に摂ると良い◎
鉄の働き
うつ病の予防
学習能力の低下を軽減
髪へのダメージを回復
肌へのダメージを回復
鉄は皮膚や脳にも大きく作用するため、意識したい栄養素です。
子供のアトピーや癇癪、夜泣き、便秘・下痢も鉄分不足が原因の一つなんです。
子供と鉄分
0歳の乳児は鉄分が不足しがちです。粉ミルクは母乳に比べて鉄分が豊富なので、上手く活用することをおすすめします。
また、子供は発育のために鉄分を使います。
脳や筋肉の発達に必要な鉄分は、運動時の汗によって失われます。外遊びの好きな子や部活動をしている子には、1日の鉄分量を意識してあげましょう。
鉄分が不足すると集中力や理解力が低下し学習能力にも影響を及ぼします。
なぜなら鉄分不足により、血液中の酸素が体全体に行き届かなくなるからです。
鉄吸収を邪魔するもの
鉄吸収を邪魔するものとして【リン酸】があります。
加工肉やインスタント食品、清涼飲料水、菓子パンなどに含まれる食品添加物です。(リン酸塩と記載があることも)
リン酸は鉄の吸収を阻害するため、お肉や魚を摂ったとしても、一緒にウインナーを食べたりジュースを飲んでいては意味がありません。
鉄分は意識しないと摂りにくい栄養素ですが、子供と女性にとって本当に大事です。
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