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徒歩で会えるキョリ

徒歩で10分の距離にケーキ屋さんができた。

ケーキが特別好きというわけではないし、
なにもない日にケーキに500円以上サッと出せるかと言われたら、そうではない。

ただ、今住んでいる地域が好きで、
お店はSNSでフォローするだけでは存続できないことを知っているので
興味があれば足を運んで、お金を落として、応援する。
そうするようにしている。

親しい友人からLINEの返信がきた。
今がチャンスだと思って
「今からさっきゆーてたケーキ屋さん行かん?」と電話をかけた。
相手も二つ返事でのってくれた。

そのとき思ったのは、
前もって約束していなくても、
電話一本でフラッと会える環境って幸せだな、ということ。

たとえば今日、ケーキ屋への誘いを断られていたら
行く機会はもうないかもしれないな、となんとなく感じた。
今の家に住むのはあと1ヶ月だから、行こうと思えば行ける。

けど、気になっているお店って「無理に予定をつくる」というより
「時間ができたから行こうかな」ってノリだと思う。
そんな日はあと1ヶ月でほとんどないので、行くなら今日だなと思った。

だから、思い立ったときに行動したいわたしにとって、
この環境は最高だった。
前回のnoteにも書いたが、食べきれない量の梨が届いて、
Instagramで物々交換相手を募ったらすぐに反応がくる。
これもお互いが徒歩圏内でないと、待ち合わせするのがかなり億劫になる。
しかも、目的が「梨を交換するだけ」。

徒歩圏内に家があるおかげで、
「梨を交換するためなら会うけど、お茶するほどではない」
仲の知り合いにも会えた。
(それくらいの関係の人間と話すのも大好き)

あらゆる友人と気軽に会える環境ってそうそうないよなあと。
まだ大学時代しか経験していないからわからないけど、
大学生の間だけじゃないかなって。
とつぜん電話でケーキ屋に誘ってOKをもらったとき、ふと思ったのだった。

おわり


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