愛される障がい者像の闇
障がい者福祉の世界には「愛される障がい者像」という言葉がある。
これは、健常者に愛される(好まれる)障がい者の傾向のことであり、学術的に決まった定義はないが、一般的に「障がいに甘えず、健常者と同じ働きをするよう努力して、適度に社会に頭を下げながら弁えている人」と言える。
この愛される障がい者像が、問題になることがある理由は、ある意味において健常者からの障がい者への押し付けや、選民的思想(健常者の都合で大事にする障がい者を選べるという考え方、健常者に障がい者の社会的生殺与奪