①VRに住む、②菌と住む

フランス政府は、「コロナと生きる」としっかりと発表しました。

2020年前と2020年後を体感している私達です。

私は今年で45歳です。45年間は、コロナ前で過ごしました。

寿命としては、折り返しなので半分。

残り半分があるならば、おそらく2択だと思っています。


①VR世界に住む

②菌と住む


突拍子のない2択だと思われるかもしれません。

だいたい、菌と住みたくない。

何か改善策がある。もちろん、そう願います。

ただ、3月17日から約2ヶ月の「規制」を体験して、今回のフランス政府の発表、人類の菌への歴史、様々な状況を考えると私なりにたどり着きます。(今の時点では。完全なるワクチンができたり、状況は変わる可能性はもちろんありますが、可能性としては上記2択が高い。)

コロナ前、コロナ後だと思います。

コロナ前までは、好きな季節に好きな所に行き、べたべたと手で触り、握手をして、フランス式のほっぺた同士を合わせる挨拶をして、ビュッフェ式レストランを楽しんだり、商品を選んだり、ウロウロしたり、バスを待ったり、隣の人と話したり。

飛行機、列車、バス、船、タクシー、車、公共の乗り物に乗り楽しく動きました。マスクなんてしませんし、駅弁だっておいしく車内で食べました。

風の吹く、香りのある、体温のある世界。

VRの世界だと、コロナ菌はいません。人と握手だって、ビズだって、それ以上だって…できます。好きな季節に好きな所へ行き、べたべたと触り、レストランや商品を選んだり、隣の人と大声で話したり、そして、ご自分の容姿は自由自在。ダイエットもジムもしなくていいのです。(笑)

肺炎になる危険性もありません。

ただ、寝転がっていればいい。


・・・・おおお。

ぞっとする。

書いていてぞっとする、悪魔の誘惑。


このフランスの規制は、2020年3月17日から始まったので春です。

天気が良いのが救いで、気分は落ち込みませんでした。次の規制がいつかわかりませんが、予想されるのは、過去のインフルエンザのピークだと11月20日あたりから4月11日ぐらいまでの間。

もしくは、もっと長い。

長い長い冬の隔離です。

太陽が少ないヨーロッパでは、クリスマス・マーケットや、レストランや、パーティなどの救いがあるから寒い冬を越せてきたのです。

どんなに本やドラマがあっても、どんなに大家族で仲良く過ごしていても、どんなにパンが上手に焼けても、どんなにZOOMでダンスしても・・・限界がきそうです。

VRで市内を周り、VRでレストランやイベントに行き、VRで旅行をし、VRで友達と話す。

することが無いと…精神が持たない事が想像できます。

よほど、精神訓練をしたり、強い趣味や仕事があったり、自分の世界がある人がいいのでしょうが、そんな人ばかりではありません。

田舎に畑を作り、自給自足や冬の隔離された世界でできる楽しみを見つける人もいいでしょう。

でも、それ以外の人は・・・・どうぶつの森。

にんげんの森が必要だと思います。


ぞっとする話ですが、命には代えられないのかもしれません。

ソファに横になってネットフリックスを視ていることと同じことなのかもしれません。

FACEBOOKでつながってメッセンジャーで交換する様に、VR世界で会って話をするのかもしれません。

アバターができあがります。

まるで、トーストができあがる様に…。


SFの世界で、ただの幻で終わるのか、それとも2択をせまられるのか・・・。

水瓶座時代の幕開けは2021年からです。


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