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猛虎襲来

開幕日ってことで当日の昼から急遽書いてます。阪神の試合しか観てない奴による今年の阪神論的なやつ。140字で書ききれないものをそのまま載せてるだけなんでめっちゃ読みにくいし、クオリティは悪しからず。

<先発投手陣>
復活気配の藤浪を開幕投手に立て、青柳,ガンケルと続く開幕(週末)カード。週明けは火曜日の西勇輝から伊藤将,秋山と続く。
藤浪の開幕抜擢は本人の状態の良さも前提にありながら、巨人広島と多く当たる週明けのカードに西勇輝,秋山を当てて藤浪青柳はそこを避けており、相性面でのリスクヘッジという側面が大きいと思う。
青柳,ガンケル辺りは昨季以上に良さそうな感じがあるので、西勇輝,秋山の安定+藤浪がエース級相手に互角以上で奮闘できれば、自ずと貯金が作れるローテだと思う。
あとは高橋遥人の復帰とアルカンタラの合流待ちで、馬場や斎藤友貴哉辺りも含めての6番手枠がどれだけの水準で耐えられるか。
理想の完全体ローテが組めれば、リーグトップクラスの顔ぶれになると思う。シーズン中にそういうローテが見られればと楽しみにしている。

<救援投手陣>
絶対的クローザーのスアレスとセットアップの岩崎を軸に、岩貞加冶屋石井小林小野桑原と並ぶ開幕メンバー。
前者3人は昨季の実績があるため置いておくとして、ルーキー含めて後の5人は全員合計しても昨季の登板数は20試合となっており、耐久性の面でどうなるかというのは懸念点ではある。
そこの懸念さえ跳ね返せれば、個々の能力の高さで盤石なブルペン陣を形成できる可能性は十分にあると思う。
明らかに良い投球をしていてシーズン通しての実績もある加冶屋を右のセットアップに持っていき、ルーキーの石井は最初は楽なところで投げさせればいい。
先発調整を続けている馬場もいざとなれば後ろに回る可能性があり、小川なども備える。
2017年や2019年のように8人をある程度固定して1年間回すというのは簡単ではないだろうが、オープン戦防御率1.47の救援陣はチームの強みにしていきたい。

<野手陣>
捕手は梅野坂本原口の三人制で、今年はまずこの捕手運用をどうしていくのかに注目される。
昨季のように回していく形になるのか、正捕手梅野を常時起用していくのか。
順調にいけば今年中にFA権を取得する梅野を首脳陣がどう扱っていくのか注目したい。

内野はマルテ糸原大山木浪が基本線か。
阪神の最大にして致命的な弱みが守備力で、特に土のグラウンドをホームにしての内野の守備は大きな影響力があると思う。
その中でも二遊間の弱さは大きく、この弱点が優勝への妨げになっていると言っても過言ではないと勝手に思っている。
ポジショニングの問題もあるだろうが糸原の一二塁間の狭さは異常で、木浪も昨季マシになったとはいえまだ信用できる水準とまでは言えない。
「遊撃手を固定できないのは打力で選んでいるから」という某阪神OBのお言葉通り、遊撃に関しては守備だけで選べばいいんじゃないかと思う。
幸い、他のポジションで得点を期待できる部分が多く、『8番ショート』で起用される場面が多くなりそうな時点で、相当飛び抜けていない限りは打力無視で考えるべきポジションだろう。
そういう点で小幡を推したい。まだ慣れの部分が不足しているためエラーも多く見られるが、ショート守備そのもののポテンシャルはチームでは抜けて高いと思う。
長い目で見ての守備力重視で小幡をレギュラー起用し、ここぞの場面で経験不足を恐れるならその場面だけ経験のある木浪あたりを守備固めとして使えばいい。

外野はサンズ近本佐藤になりそうだが、
ある程度盤石なレギュラー陣に加えて、陽川や板山、糸井などの控えも悪くない。
これは打線としてもそうだが、センターを張る近本の存在は非常に大きく、逆にここが欠ける事態になると苦しくなる。離脱なく今年もやって欲しい。
シーズン途中にはロハスも入ってくるし、このロハスは優先的に起用されると思う。
そこも見据えてポジションをどうするのかなどにも注目したい。
陽川は内野手登録だが、外野も難なくこなしており、本格ブレイクもありそうな打撃を見るに出来るだけ多く打席に立たせたい感じはある。
セカンドの練習もしてみては?(二遊間は守備力?)(糸原もそんな変わらん。)
板山も陽川同様にユーティリティとして使いたい。あの速球潰しは試合終盤の代打に適しそう。

<打線>
近本糸原マルテ大山サンズ佐藤梅野木浪投手

打線の基本線は恐らくこんな感じだと思うが、この並び自体は悪くないと思う。

一発も脚力もある近本はリードオフマンに最適であり欠かせない。今年は二桁HRと40盗塁辺りを期待したい。

そのあとを打つ糸原は深いカウントまで待って近本のスチールをアシストしたり、近本を警戒したバッテリーの速球攻めに対して刺されず弾き返せる強みがあり、3番までのお膳立てとしてはひとつの理想的な1,2番だろう。

3番マルテは相手バッテリーの配球から速球を消すことができ、一塁に近本が残った場合はそこのフォローもできるが、当然基本線は繋がりを見せつつランナーを返す理想的な3番打者としての働きを求めたい。
相手バッテリーが不意に真っ直ぐを挟んだりすると、場面に限らず一発で仕留められる怖さが1番の強み。今年はHRの量産にも期待したい。

4番の大山は言わずもがなだが、オープン戦を見るに若干調整遅れもあるのかもしれない。
ただ本人が、「みんなが打てない時期に打てる4番でありたい」と言っていたように求められている働きはその部分であり、今好調なメンツが落ちてきたときに奮闘するピーキングをしてくれれば良い。

サンズは外の変化球にツボがある。
昨季終盤にかけて大きく状態を落としたが、昨季中盤のような勝負強さを発揮できれば打線に厚みができる。
サンズがどっちの働きをするかどうかは打線全体の組み方を考えても非常に重要かもしれない。

佐藤は未知数だが、ハマったときの爆発力はオープン戦を見ても明らかである。
高めのライズ系の真っ直ぐや、真っ直ぐ軌道からボールゾーンに落ちる変化球、バックフットや左の逃げる球など、シーズンに入れば色々な攻め方をされて苦労するかもしれないが、対応力,順応力は高そうであり非常に楽しみである。

梅野が入れば7番に据えられると思う。
小技も一発もある打撃に加えて、走塁の貢献度も高く、2番起用もされたように、捕手抜きにして打線の駒としても高く評価できる。
今年は近本同様に、キャリア初の二桁HRに期待したい。

8番は基本的にショートの選手が入ると思う。
なので小幡で良いと思う。

(交流戦を見据えて)
交流戦の時期になるとロハスの合流があり得てくると思う。外国人枠の兼ね合いもあるが、DHのあるこの時期に外国人野手三人体制を試すのも全然アリと思う。その後のシーズンを見据えての各外国人の見極めも兼ねて。
他だと、陽川や糸井などもDHがあればスタメン機会があるかもしれない。
ただ糸井はいくら4打席立たせてナンボの選手といっても、立場上は代打起用にも応えられるように打撃スタイルを変えていく動きも見せて欲しいと思う。

<総括>
改めて、総合的に考えても今年の阪神はなんか強い気がしてきた。
新外国人に依存しすぎず、でも使うというバランスの中で両選手が早いうちに適応してくれればチームの流れも損なわずに乗っていける。
16年ぶりの“それ”を実現するために、
二遊間はじめ守備陣がどれだけ足を引っ張らないか。また、采配面で昨季多くあった「?」が浮かぶ動きをどれだけ減らせるか。
昨季はなかった交流戦でどれだけ貯金を作って他のセリーグ球団と差をつけれるか。
そしてやはり、巨人戦の対戦成績をイーブン辺りに持っていけるかが鍵になってくると思う。
間にオリンピックを挟むという体でいけば、
その3週間の中断までの“前期”にどれだけ貯金を作れるかが大事になってきそう。
昨季大きく躓いた開幕ダッシュに成功して、そのまま前期は首位をキープする形で終わりたい。
追われる側もキツいかもしれないが、それぐらいの位置にいないと一気に離されてしまう可能性が出てくる。それだけは避けたい。

巨人と阪神は実際そこまで変わらない戦力になってくるし、阪神の優勝予想も多い。
自分の順位予想は1位巨人で阪神は2位にしているが、これは同等の戦力に経験値を考慮した上でのもので2年連続優勝チームに敬意を示した形であり、阪神の優勝も贔屓目抜きに全然あり得ると思っている。
阪神と巨人が真の意味での伝統の一戦を繰り広げ、他球団には出せない雰囲気を醸し出しながら、セントラルの野球をおもしろくしていって欲しい。
高いレベルでの両チームの優勝争いに期待して、開幕戦に備えたいと思う。

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