言葉を考える②
今日の言葉「折角」せっかく
故事成語。私がよく使うのは「折角、〜したのに」。その使い方だと、努力や期待が報われなくて残念な気持ちを表すらしい。
言葉にはしないけど、子どもによく思ってしまう。「○○したいって言ったから折角準備したのに…」まぁ子どもの言うことって信じるべきだけど、びっくりするくらい瞬時にあっさり気持ちが変わる。「気が変わったんだねー」と流すしかない。
ただこれが大人になると、ちょっと厄介。
これからお話するのは「相手が喜んでくれるだろう」という期待してしまったときのこと。
相手を喜ばせたいって素敵な気持ちなんだけど、これが一歩間違えるとトラブルになりかねない。アクションを起こすタイミングや規模、その他もろもろの条件が外れてしまったとき、相手が喜ばないこともある。
でもこれって誰も悪くない。ただ需要と供給がミスマッチだったっていう結果。そこで「折角○○したのに。。。」なんて言ってしまうと、お互いに後味が悪くなる。
相手を喜ばせたいと思って、なにか行動を起こすとき「きっと喜んでくれる」って思うのはちょっと自分勝手な気がする。「喜んでくれたらラッキー」くらいの気持ちがちょうどいいかもしれない。
「希望を捨てずに、でも期待しすぎない」
私はこういう心の持ち方が好きみたい。
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