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SICF21

SPIRAL INDEPENDENT CREATORS FESTIVAL ~9/22に閉幕

表参道から246を青学方面に右折すると、SPIRALがみえてくる。ギャラリー、カフェ、生活雑貨のショップ、多目的ホール、サロンが併設された複合文化施設だ。「生活とアートの融合」をテーマにも、オープンしてからちょうど35年。

ここに行くと、いつも洗練されたデザイン、ファッション、アートに出会える。スパイラルガーデンを囲むようにスロープが2階へと続く、その空間づくりもゆったりとしている。

今回はすでに閉幕したSIFC21の展示について。

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●写真・展示風景●

私が特に気になったインスタレーションは2つ。

ひとつめは「孤独が溶ける」。これは流れる水の中に、まさに孤独という文字が溶けていくのだが、観覧客が自由に紙を流すことができる。孤独は溶けてなくなったようだけれど、実際に孤独はなくなったのか、実際に今孤独ではなくなったのか、あるいは孤独のままが良いのにそれが消えてしまったのか、さまざまな問いが生まれてくる作品だ。

もう一つは「流るるる」。トイレットペーパーホルダーにセットされたロール紙に細密な切り絵が施されている。こちらも紙が流れる水が連想され、流れていくもの、流されていくもの、過ぎ去っていくもの、消えていくもの、そういった儚さを感じつつも、現実に刻まれた今の確かさも感じる作品だ。

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●写真・ポップなデザインの案内はがき●

今回は写真をあまり撮らなかったのだけれど、他にも様々な作品が展示されていました。スパイラルガーデンでお茶を飲むのもよし、ショップで面白いステーショナリーやバスルームセットを購入するのもよし、私のおすすめの場所です。

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