ヨガとチャクラの関係

今回のnoteは「チャクラ」についてです。皆さんもヨガを習っているとチャクラという言葉と出会うと思います。チャクラとは一体どのような物なのか、ヨガとどう関係するのか、基本的な事を調べましたので、よければご覧ください。

チャクラとは

チャクラはサンスクリット語で車輪、円、ホイール、ディスクなどを意味する言葉です。体にあるエネルギーの交差点で、人のエネルギーの源と考えられています。骨盤の中心から頭頂部まで7つあり、背骨のように体の中心を真っ直ぐに通っています。光る輪や渦のようなものが体内にあると考えてください。

チャクラは流れが良い時と流れが悪い時があります。言い方を変えると開いたり閉じたりします。チャクラが滞る(詰まっている)と心身に不調が起こりエネルギーが弱まっていきます。チャクラはエネルギーの出入り口であり、開かれている且つバランスが整っているのが理想とされています。

ヨガとの関係

ヨガはチャクラを開き、バランスを整える効果があります。アーサナ(ヨガのポーズ)、呼吸法、瞑想などでプラーナ(生命力・エネルギー)の流れを動かして滞りをスッキリさせます。7つのチャクラにそれぞれ対応したアーサナ(ヨガのポーズ)があり、狙ったチャクラを整える事もできます。ヨガをすると悩みや不安が減り、心も体もスッキリするのはチャクラが整うからだと考えられています。

第一のチャクラ

チャクラにはそれぞれ場所に対応するような意味があり、対応する臓器や色まで決まっています。第一のチャクラ(ムーラダーラチャクラ)は骨盤底にあります。エネルギーは下から上に上がるように流れ、上昇したエネルギーは頭頂部から宇宙に逃がします。第一のチャクラは家の土台のように重要で、強くなければ他の部分も崩れます。

第一のチャクラは生存、肉体、欲求、などを司り、開いていると生命力がみなぎります。第一のチャクラが詰まっていると無気力になってしまいます。対応する色は赤です。

第一のチャクラを開き整えるアーサナ(ヨガのポーズ)には、木のポーズや山のポーズがあります。外界からエネルギーを取り入れ自分に生命力が漲るイメージをするとポーズが安定します。

第二のチャクラ

第二のチャクラ(スヴァディシュターナチャクラ)は丹田(または膀胱)にあり、感情と性、喜び、情緒などを司ります。第二のチャクラが詰まると自分に厳しい人になってしまいます。対応する色はオレンジです。

第二のチャクラを開き整えるアーサナには女神のポーズや合蹠前屈のポーズなどがあります。第一のチャクラからエネルギーが上がってくるイメージをします。

第三のチャクラ

第三のチャクラ(マニプーラチャクラ)は胃またはみぞおちにあります。力や意思を司り、開いていると自己肯定感が高まります。詰まっていると鬱症状が出たり怒りやすくなり、胃腸の不調も起きます。対応する色は黄色です。

第三のチャクラを開き整えるアーサナには舟のポーズや弓のポーズがあります。第一のチャクラから上がってきたエネルギーが第二のチャクラを通り第三のチャクラまで届くイメージをします。

第四のチャクラ

第四のチャクラ(アナハータチャクラ)はハートチャクラとも呼ばれ、心臓のあたりにあります。心臓はやや左にありますが、チャクラは体の中心を通ります。ハートチャクラは愛や人間関係を司ります。開いていると自分にも他人にも愛を持てるようになります。詰まると自己愛がなくなり人を信頼できなくなります。対応する色はグリーンです。

第四のチャクラを開き整えるアーサナにはラクダのポーズやイーグルのポーズやキャット&カウなどがあります。心を開いて自分にも他人にも愛をもって接するようになれます。

第五のチャクラ

第五のチャクラ(ヴィシュッダチャクラ)は喉にあります。コミニュケーションや自己表現を司り、開いているとコミニュケーションや自己表現が上手くなります。詰まるとひとりよがりで傲慢な人になってしまいます。対応する色はブルーです。

第五のチャクラを開き整えるアーサナには肩立ちのポーズ、ウサギのポーズ、コブラのポーズ、魚のポーズ、鋤のポーズなどがあります。どれも喉を意識するポーズです。

第六のチャクラ

第六のチャクラ(アージュニャーチャクラ)はサードアイチャクラ(第三の眼チャクラ)とも呼ばれており、おでこ(または眉間)にあります。知恵、直感、第六感を司り、開いていると本質を見抜けるようになります。詰まっていると被害妄想や集中力低下を招き、本質ではなく外側に踊らされるようになってしまいます。対応する色は藍色や紺色です。

第六のチャクラを開き整えるアーサナには安楽座のポーズ、赤ちゃんのポーズなどがあります。リラックスした時にチャクラが開きます。第一のチャクラから順番に上がってきたエネルギーが濃く、強くなっているイメージをします。

第七のチャクラ

第七のチャクラ(サハスラーラチャクラ)は頭頂部にあり高次との繋がりや霊性を司り、開いているとスピリチュアルな物事と繋がります。詰まるとエネルギー不足で疲れやすくなってしまいます。対応する色は紫色または白とされています。

第七のチャクラを開き整えるアーサナにはシャバーサナ(屍のポーズ)があります。ヨガで一番重要なポーズとして有名な屍のポーズです。第一から第六まで上昇してきたエネルギーを頭頂部から宇宙に逃します。体の全ての力みを抜いて、不安や悩みを捨て、ポジティブで瑞々しい生命エネルギーを体に入れます。

チャクラと色

これまで見てきたように、各チャクラに対応する色は下から順に赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の七色です。虹の色と同じです。覚えやすいです。ところが虹は赤が外側(上側)で紫が内側(下側)です。ややこしくなってきました。

実は虹は太陽光が屈折して見えています。簡単に言うと赤は曲がり難く、紫は曲がりやすいので、ちょうど逆さまに見えています。もう一度屈折すると紫色が上側になる副虹というものになり、メインの虹の上側に弱くうっすら見える事があります。この時チャクラの配列も虹の配色と同じになります。はいこれでスッキリしました。

チャクラと感覚器

各チャクラと五感が対応して考えられています。第一チャクラから順に嗅覚、味覚、視覚、触覚、聴覚、第六感、自己の超越、となっています。第六のチャクラ(アージュニャーチャクラ)はサードアイチャクラ(第三の眼チャクラ)と呼ばれるだけあって第六感と対応して考えられています。このチャクラが開くとオーラが見えるという話もあります。自分や人のオーラが見たい人は第三の眼を開くトレーニングをしてみてください。


さて、今回のnoteは以上です。ヨガとチャクラの関係について少し説明させていただきました。ヨガを単なるエクササイズやストレッチと思っている人にはチャクラやエネルギーの話は初耳だったかもしれません。興味がある人はさらに調べてみてください。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。次回も読んでくれたら嬉しいです。また次回お会いしましょう。

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