見出し画像

たまごの小箱をそっと閉じる


noteは不思議な箱だった。

その小さな箱は、

赤色だったり、白色だったり

丸かったり、四角かったり。

noteを作る人そのものの形をしていた。


箱を開くと美しい旋律が耳に入ってきた。

箱は開く度に違う音が流れた。


6月に初めてnoteを作って、

少しずつ色々な人が私の箱を開いてくれた。

感想を書いた紙を箱に入れてくれた人もいた。

すごく嬉しかった。

そしたら他の人の箱も見てみたくなった。


その人の箱は

なんだか、まんまるくて白くて

本当に『たまご』そのものの形をしていた。

「不思議な箱だなぁ」なんて笑いながら

ギザギザにひび割れた蓋を開くと

優しい曲が流れてきた。


その『たまご』みたいな箱は

開く度に毎回様々な音色を奏でた。

楽しい曲

元気が出る曲

しっとりとした曲

そして、悲しい曲


それは

持ち主の心を写してるかのように

手に取るように箱から気持ちが伝わってきた。


いつからだったのだろう。

その箱を開けることで、

心の揺らぎを見守っていたんだと思う。


私が箱を閉じてから3ヶ月。

いつの間にか

たまごの小箱は音色を奏でるのをやめた。

幾度開いても曲は流れない。

でも

開いて心が見えてしまう箱は

閉じないと心を守れない時もあるから。


次に開いた時に

素敵な旋律がまた流れること

静かに待ってるよ。

いままでありがとう。


夜雪






良かったらサポートお願いします🐺良い記事を書けるように頑張ります🐾