三陽スピリッツ：「幸福を目ざすために」

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平澤 興氏（医学者、京都大学第16代総長）の言葉
　幸福だけで、限りなく成長することは至難なことである。
　困難はその時にはありがたくはないが、これを活用し得る人にとっては
　将来の大きな幸福へのチャンスである。
　成長するためには、苦難が喜びであると思うようになることである。
　　　　　（人間学を学ぶ月刊誌「致知」令和5年11月号より引用）
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　皆さんはどのような時に幸福だと感じますか？「一所懸命に勉強して良い仕事に就き、給料をたくさんもらって何不自由なく生活できる」ことが幸福だと思っている人も少なからずいるのではないかと思います。
　人間誰しも「幸福になりたい」と思っていると思います。しかし、その幸福の条件が人によって異なるために、同じ環境の中にあっても幸福だと感じる人もいれば、不幸だと感じる人もいるわけです。
　人生において「お金がない、能力がない、自分には何もできない」などと自分の環境に不平不満ばかりを口にしている人には、いつまでたっても幸福になる条件は整いません。当たり前のように見える一瞬一瞬を見つめながら地道に努力を重ね、しかもその当たり前のことに対して感謝をする習慣を身につけることが幸福への第一歩であると思います。「目が見える」「耳が聞こえる」「香しいにおいを楽しめる」「健康である」「生きている」…等様々なことを当たり前ではなく大いなる感謝の気持ちを持って受け入れることが幸福になるために必要なことなのです。
　時に困難な状況にあってもそれが幸福に至るチャンスとなります。「困難はその時にはありがたくはないが、これを活用し得る人にとっては将来の大きな幸福へのチャンスである」と平澤 興氏も仰っているではありませんか。
　　『神様は乗り越えられる試練しか与えない』
苦しみが与えられたら、その苦しみを乗り越える力も必ず与えられてていることを信じて、苦難が喜びであると思うようになるまで努力を続けましょう。最後に仏教詩人坂村真民さんの詩を紹介します。

　幸せはどこからくるか
　それは自分の心からくる
　だからたとえ不幸におちても
　心さえ転換すれば
　灯台の灯のように
　自分ばかりでなく
　周囲をも明るくしてくれる
　そのことを知ろう
　　　坂村真民

人間力向上しても委員会：KY先生（ペンネーム：困難好きなYoutuber）