三陽スピリッツ：「人間のモノサシ」

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植木　義晴氏（国内初パイロット出身の日本航空元社長）の言葉
　　物事を決断する時には、いろんなモノサシがあって
　　判断を迷いがちです。しかし「人間として何が正しいか」
　　というモノサシがあれば、いろんな決断がスピーディーに
　　下せるようになると思います
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　中国古典「大学」の中に、“徳は本なり、財は末なり”という言葉があります。まずは一人の人間として立派な「徳」を身につけることが先決！財(利益やお金)は徳を身に付けたあとに考えるべきことであり、徳を身に付ければ自然に財は満たされるという意味を表しています。
　私たちは自分のことばかりを考えて、他の人々のことをおろそかにしてしまうことが多々あります。本当に立派な人物となるには、そのような利己的な態度を戒め、利他の心で生きることを学ばなければなりません。中村学園学園祖中村ハル先生の「人間は頭の良し悪しや学力の優劣よりも、何よりも人物ができていることが基本である」という言葉にも、人間としての正しい生き方が優先されることが示されているのです。
　今回紹介した植木義晴氏の「人間として何が正しいか」という言葉を常に自分に問いながら人生を歩む決意ができていれば、世の中にいろいろなモノサシがあっても判断を誤ることはないでしょう。そのような強い意志で自分の人生を歩んでいくことを生徒にしっかり伝えていきたいと思うのです。

「そんかとくか人間のものさし
　うそかまことか佛さまのものさし」
　　相田みつを（詩人・書家)

人間力向上しても委員会：KY先生（ペンネーム：困難好きなYoutuber）