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三陽スピリッツ:「できないのではない!やらないのである」

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栗山英樹氏(侍ジャパントップチーム前監督)の言葉
 若い選手たちの多くは「できるか、できないか」という考えをします。
 できないからやらない。いまできなくても、やってみたらできるかも
 しれないという発想ができない。
 一流になる選手は「できるか、できないか」ではなく、
                  「やるか、やらないか」というふうに考えています。
(人間学を学ぶ月刊誌「致知」令和5年10月号より引用)
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 今回紹介する三陽スピリッツは今年3月に開催されたWBC(ワールドベースボールクラシック)で3大会ぶりに3度目となる世界一に輝いた侍ジャパンを率いた名称栗山英樹監督の言葉です。若い選手たちが「できるか、できないか」という考えに終始することを戒め、「やるか、やらないか」という発想で物事に取り組むことを説いています。この言葉はWBCで活躍した大谷翔平選手の活躍を目の当たりにして得られた確信でもあるようです。
 大谷翔平選手は「もしダメだったら」というマイナス思考が浮かんでいるようには見えない。常にプラスになるんだって100%信じて行動していると栗山氏は分析しています。「ちょっと無理かもしれないということを大谷選手に要求すると、すごく嬉しそうな顔をしてやってくれます。自分ができないと思われることにチャレンジすると、達成できてもできなくても自分のレベルが引き上がる、能力が高まるということを知っているんじゃないか」とも仰っておられます。孟子に『浩然の気』という言葉あり、大河が滔々(とうとう)と流れていくようなこの上なく強く大きな真っ直ぐな気のことを表しているのですが、大谷選手にも『浩然の気』が流れており、それが相手を圧倒していく様を大いに感じたと言われています。
 私はよく「できないのではない!やらないのである!」という言葉を生徒に伝えます。この言葉は松下村塾で明治維新の原動力となる多くの志士を育てた吉田松陰の言葉です。自分の力を信じることさえしないで、できない理由ばかりを連ねて挑戦することを避けようとする生徒の心を戒めるために、何度も何度も繰り返し生徒に訴えているのです。生徒も「できる・できない」に関わらず「やってみる・挑戦する」ことが身につけば、人生は大きく変わると信じています。
 一流になる選手は「できるか、できないか」ではなく、「やるか、やらないか」という栗山氏の言葉はとても含蓄のある言葉だと思います。三陽生が一流の人生を歩めるように「できないのではない!やらないのである!」という言葉を生徒に伝え続けたいと思います。

人間力向上しても委員会:KY先生(ペンネーム:困難好きなYoutuber)

福岡の中高一貫校で「令和の日本型教育実践校 No.1」を目指しています。サポートよろしくお願いいたします。