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2023年 大河ドラマ「どうする家康」12話を見てみた。

こんにちは。めぐたんと申します。

都内でサラリーマンしている歴史が好きな30代男性です。
歴史上の人物で徳川家康が一番好きです。

2023年 大河ドラマ「どうする家康」の第12話が放送されました。
本日も感想を投稿したいと思います。


1.どうする家康12話

前回の11話で武田信玄と談判した家康は今川氏真の領国遠江を攻めます。
信玄は駿河を攻め、双方から攻められた氏真は抵抗らしい抵抗ができませんでした。駿府館で氏真は自害しようとしますが思いとどまり駿府館を脱出します。

家康は氏真の行方を服部半蔵に探らせます。氏真は遠江の掛川城で再起を図っていました。家康は軍勢を率いて掛川城攻めを開始します。城を10日で落とす算段でしたが、今川軍の抵抗が強く城は4か月経ってても落ちませんでした。武田信玄は痺れを切らして軍勢を遠江の周辺まで行軍させます。

今川軍の激しい抵抗がありましたが、本多忠勝の活躍もあり掛川城の中枢まで攻めることに成功します。その夜、城の抜け道を発見した家康は、家臣の平岩親吉、鳥居元忠とともに掛川城の氏真のところへ潜入します。氏真と家康は槍合わせを行い、家康が勝利をおさめます。氏真は自害しようとしますが、家康は自害を諫め、今川からの離反は自分の本心ではなかったことを詫びます。

氏真は父義元から大将の器ではないことを伝えられたことが心の中に残っていました。ただその話には続きがあり、氏真の妻の糸だけが義元より聞いていました。義元は氏真のことを「才はないが、己を鍛え上げることを惜しまぬものは、いずれ天賦の才あるものをしのぐ、将来が楽しみだ。」と言っていました。糸は義元に氏真にも伝えてくださいとお願いしますが、義元は桶狭間の戦いに出陣し戻ることはありませんでした。偉大な父を超えるために、才のないことを自覚してもがいていた氏真の心の重荷が降り、氏真は妻とともに親類の北条家に身を寄せることを決めるのでした。

駿河侵攻は完了しますが、氏真を討ち取らず北条家に送ったことに武田信玄は激怒します。これより徳川家は武田家との争いに巻き込まれていくことになっていくのでした。


2.今川氏真

溝端淳平の演技が素晴らしかったですね。心の重荷が取れた後の顔の表情が全然違いました。

今川氏真はこれまでの大河ドラマや歴史ゲームでは愚将というイメージや評価がされていることが多かった武将です。今回の大河ドラマで再評価が進むといいですね。

歴史は勝者が紡ぐものなので敗者はどうしても評価が低くなりがちです。実際に今川義元、武田信玄の子、武田勝頼も再評価されるようになってきたのはつい最近のことです。

氏真は晩年になると家康のもとをよく訪れでお茶のみを楽しんだそうです。
大河ドラマの後半で再登板してきてほしいですが、厳しいですかね。


3.氏真の妻

氏真の妻の「糸」は史実では「早川殿」と呼ばれていました。相模の戦国大名北条氏康の娘になります。ここで「甲相駿三国同盟」に関して説明します。

・甲相駿三国同盟
     
        甲斐 武田信玄
駿河 今川義元         相模 北条氏康


1550年代の戦国の世の関東近辺は上記の様な勢力図でした。
この時は、武田信玄、今川義元、北条氏康ともに戦うべき敵が存在しており
この三国同士がお互いに「できれば戦いたくないなー」と思っていました。

そこでこの三国同士で「お互いの息子と娘を結婚させて親戚となろうぜ!」と協定して同盟を締結しました。これを甲相駿三国同盟と言います。

今回の話で出てきた氏真の妻の「糸」は相模の北条氏康の娘です。
なので最終的には北条家に氏真も糸も身を寄せることができました。

余談ですが、この3国は当時は戦国大名として他を寄せ付けない圧倒的な国力を有していましたが、戦国の終焉時には3国すべて滅亡してしまいます。

まさに平家物語の冒頭の「盛者必衰の理」ですね。


ついに今川家が戦国大名として滅亡してしまいました。
大河ドラマとして今回で一区切りがつきました。
来週からまた新しい章の始まりですね、来週の第13話も凄く楽しみです!






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