うさ飼いのスマリモ放浪記
はじめに
うさぎさんと暮らすなら、室温官理は必須。特に夏の暑さ対策にエアコンは欠かせません。
しかし、気候の不安定なこの時代、朝は寒いくらいでエアコン付けずに外出したら、日中やたら暑くなっちゃった、みたいなことも珍しくありません。
そんな場合に備えて、エアコンは外出先からでも操作できるようにしておきたいもの。
うさぎさんを愛する富豪の方々には、遠隔操作可能なエアコンを是非購入して頂きたいところですが、そうも行かない場合には、スマートリモコンという選択肢もあります。
というワケで、僭越ながら、これまで3社5台のスマリモを渡り歩いて来た私の体験談をご紹介させて頂こうと思います。
今使っているものに偏った内容にどうしてもなってしまうかとは思いますが、人それぞれ環境も好みも異なりますので、ドレが良いと言うつもりはありません。
ちょっとした参考程度に、気楽にお読み頂けますと幸いです。
なお、紹介した品を使って生じた損害その他の責任は一切負えませんので悪しからずご了承下さい。
現在使用のスマートリモコン
2022年11月現在、ラトックシステムのsmaliaスマートリモコン(RS-WBRCH1)というものを使用しております。これで5台目になります。
5台も買い換えて来たのは、ただ単に買い物好きだったから、というのもなくはないですが、それなりの理由があって買い換えたケースもありますので、その辺も踏まえつつ、smaliaの使い心地などご紹介できたらと思います。
1. 本体とセンサーが分かれてるのが良い
割とメジャーなスマートリモコンにNature Remoというのがありまして、こちらの大きい方の第2世代と、miniの第2世代を使ったことがあるんですが、どちらも本体にセンサーが内蔵されているので、本体の温度上昇を気温の上昇と勘違いしがちでした。
しかも通信状況が悪化すると本体が熱くなりやすく、通信が貧弱な我が家では益々誤動作が頻繁。
室温に合わせて自動でエアコンをオンにしたい私としては、温度に信頼がおけないのは致命的とも言えました。
ちなみに大きいのと小さいの、ナゼ両方持っているかと言いますと、最初にecho端末との抱き合わせでminiを買いまして、センサー感度がイマイチだったのでより高機能な大きい方ならマシかなと思って買ってみたけど結果一緒だった、という流れです。大きい方には照度センサーやら人感センサーやらついてますが、その辺が不要ならminiで十分と個人的には思います。小さい方がかわいいし。なんだそれ。
というワケで本体とセンサーが分かれているものを探して辿り着いたのかsmaliaになります。
センサーは、本体側面についた3cmほどのアンテナの先についていて、温度、湿度、照度が測れるようになっています。
個人的にはもうちょっと角についてて長めならな、という気がしなくもないですが、まぁそれでも本体内蔵よりはマシかなと思います。
計測値を見ると、ケージにつけているタニタの温湿度計と比べて温度は常に1℃くらい高めに出ている印象です。
一致はしていませんが、常に同じくらいの差があるなら、それを基準にすればいいだけなので、問題ないかなと思っています。もちろん合ってる方が良いに越したことはないんですけどね。
ちなみにNature Remoのアプリには温度と湿度の校正機能があって、計測値に0.5℃プラスした値とか逆に1℃マイナスした値とかを常に表示できるんですが、そもそも計測値が安定しないので、あまり意味がなかったです…。
話をsmaliaに戻しまして、湿度についてですが、こちらもケージの温湿度計と比べると高めに出ている印象です。
ただ、湿度は家中の機器どれもバラバラに出るので、あまり細かくは気にしていません。
すべての機器の値が40〜60%の間になるようにざっくり調整している感じで、smaliaもその範囲には収まっています。
照度に関しては、照明を点けていてもかなり低めの値が出ており、LEDには対応していないのかな?という印象です。
そもそも、照度をトリガーに家電を操作する方法が見つからないんですよね…。私のやり方が悪いだけだったら申し訳ないのですが。
なので、照度センサーの使い道は、正直ちょっと謎です…。LED非対応でも、窓越しの明るさにはよく反応してるので、一定の明るさ以下になったら照明を付ける、とか、自動化できても良いと思うんですけどね…。
我が家はシーリングライトにセンサーがついていて、明るさはそちらで直接管理しているので別に良いのですが、明るさを基準に家電を自動操作したい方は、メーカーに確認するなどした方が良いかもしれません。
本体とセンサーが分かれているスマートリモコンはsmalia以外にもありまして、そのひとつ、リンクジャパンのeRemote5が、我が家の4台目のスマリモでした。
こちらはsmaliaのアンテナタイプとは異なり、センサーは本体とは完全に切り離された、充電ケーブルについています。
センサーの感度は非常によく、いつ見ても、ケージの温湿度計と、ほぼ同じ値を示していて素晴らしかったです。
ただこのeRemote5、アプリの出来がとにかく残念でした…。
その辺りのことは次の項で。
2. アプリが使いやすいのが良い
さて、我が家の4台目のスマリモ、リンクジャパンのeRemote5、充電ケーブルにセンサーがくっついた珍しいタイプのスマリモで、センサーの感度はとてと素晴らしかったのですが、アプリの出来がとにかく残念でした。
リモコンの登録の手順とか、その後のボタンの配置とか、ちょっとしたことなんですけど、使ってると段々残念感を強く感じるようになる…。
これが発売間もない新製品なら今後に期待も持てるんですが、既に2年くらい経っているのにこの出来…。
タイマー設定しても1〜3分くらい遅れてやっと動いたり、Alexaに音声で頼めることもやたら少なかったり、とにかく残念なアプリでした。ハードが良いだけに、本当に凄く惜しい!
そんな不満を抱いていたときに存在を知ったのがsmalia。
試してみたくて買ってしまいましたが、前の機種とのギャップもあってか、とても使いやすく感じました!
何が良いって、プリセットされているリモコンがとにかく豊富で、しかも登録操作が簡単!
アプリへのリモコンの登録の仕方は割とメーカー毎に個性がある印象ですが、smaliaは登録の際にリモコンの画像が表示されて実物のリモコンと照らし合わせながら登録できるので、群を抜いて分かり易かったです。
候補にあげてくれるリモコンも種類が豊富で、我が家のキッチンの、ホムセンのプライベートブランドの安物シーリングライトのリモコンまで出てきたのには驚きました!5台目にして初めてのことでした!!
ダイソーのまであって、アプリ開発者さんの地道な作業に頭が下がる思いです🙇🏻
更にボタンの再現度がめちゃめちゃ高い!!
今まで使ってきた他のスマリモでは、プリセットされてるリモコンを登録しても、結局オンオフボタンくらいしか出てこなかったり、eRemote5なんてエアコンの自動設定すら出てこなかったりで、後から手動でいくつもボタンを登録しないといけなかったんですが、smaliaはエコモードとか細かなボタンまでしっかりプリセットされていて、今のところ追加登録は全く行わずに使えています。
賃貸アパート備え付けの安物エアコンのボタンもきっちり再現されていて、これも5台目にして初めてのことでした。夏に欲しかった!もっと早く買っておけば良かった!と思いました🤣
AlexaやGoogleアシスタントとの連携も5台の中で一番簡単だったと思います。
これやりたいんだけどできるのかな?って思ったことが、FAQにちゃんと記載があってすぐ分かったのも好印象でした。
ユーザーのフィードバックをちゃんと活かしてくれてるのは、嬉しいもんです。
あと、ウィジェットがあるのも、何気に好きなところです。
頻繁に使うボタンをスマホのホーム画面におけるのは、別になくても困る機能ではないんだけど、あると何かと便利な機能で、この機能があるアプリって意外と少ないんですよね…。
ただ、ウィジェットのボタンを押した後の反応は、ちょっと遅めです。
あれ?ちゃんと押せてなったかな??とか思う頃に、パッと反応します😅
それでもまぁ、eRemote5のタイマーみたいに、分単位で遅れるワケではないので、許容範囲かなと思います。ウチの環境によるところもあるのかもしれませんし。
ちなみにタイマーに関してですが、我が家の場合smaliaだと設定した時刻から20秒ほど遅れます。
今までのところほぼ確実に20秒ほど遅れていますが、それより長くなることはなさそうなので、これもまた許容範囲かなと思っています。繰り返しますが、ウチの環境によるところもあるのかもしれませんし😅
ただ、タイマーの時刻設定は5分おきしか設定できません。
7:33に…とかはできなくて、7:30か7:35になります。
今後アップデートでできるようきなる可能性もなくはないですが、少なくとも現時点では、7:33から1分おきに動作させるような設定はsmaliaアプリではできません。
タイマーの正確さは、Nature Remoが一番かなという印象なので、タイマー重視ならそちらにした方が良いかもしれません。
もう一つのラトックシステム
実は初めて使ったスマートリモコンは、ラトックシステムのRS-WFIREX4でした。
センサーは本体内蔵でしたがそこまで本体の熱の影響を受けているようには感じませんでしたし、設定は大変だけどIFTTTとも連携できてとても便利だったのです。
ただ、リモコンの再現度はsmaliaと比べるとかなり劣っていたし、接続が一度切れると再接続しなかったり、出力がちょっと弱かったりと、色々と不満もありました。
自動化するのにIFTTTを使わないといけないのも、面倒と言えば面倒でしたし。
その辺りの不満点がsmaliaでは見事に解消されていて、正当進化とはこのことか!と感じました。
今でもRS-WFIREX4は購入できるようですが、両方使ってみて、私なら多少高くてもsmaliaを選ぶなって思います。
終わりに
以上がこれまでのスマリモ遍歴になります。
Wi-Fiの設定の仕方とか、細かいところは省いて、うさ飼いとして使うなら、という点だけに着目してご紹介してみました。
ご自宅のWi-Fi環境との相性とかもあると思いますので、細かいところはメーカーサイトなどでよくお調べになってからご購入されることをお勧めします。
調べるの面倒臭いからとりあえず買う、という私のようなタイプの方には、それもアリだと思います。買い物、楽しいしね。
探してる方に良いものが見つかりますように!