笑ゥせぇるすまんが好きすぎる

子供の頃に夜「ギミアぶれいく」という番組があって
私はその番組をよくみていた。

その中で糸井重里さんは徳川埋蔵金を探したりしてたし
いろんな興味深いドキュメンタリーやら
アニメやらが放送されていた。

その中の一つが笑ゥせぇるすまんなのだけど
私はこのアニメ(漫画も所持)がえらく好きだった。


大人になってからも
ケーブルテレビとかAmazonプライムとかでも
見れるようになってワンカットみただけで
どのテーマの内容かがわかるまでになった。(何の自慢でもないけど)


夫が「またみてるぅ〜好きね〜」と
私が笑ゥせぇるすまんを見てると必ずいうのだけど
その後に「何がそんなに面白いの?」と聞いてくる



ずっと。はて。なんだろう?と
なぜ好きなのかが言語化できずにいたのだけど
今日お友達と話していて
やっと私が笑ゥせぇるすまんが好きな理由が
言語化できたきがした。


子供の頃から見ていて
ドラえもんがなぜ好きなのか?みたいな感じで
子供の頃の延長かと思っていたけど
全然違った。


私は子供の頃から
可愛くないくらいに自制心がきく子供だった。


その場の快楽を選ばずに
ちょっと先のことをも見据えて
選択するような子供だった。


つまり我慢ができる子供だった。


ダメなものはだめ。と
母親に厳しく育てられたためか
自分が「ダメ」だと思ったものは
それ以上求めることもしなかったし
何としてでも手に入れよう!なんていう
達成感も持ち合わせてなかった。


つまりあんまり可愛げのない子供だったと思う。


試験前に魅力的なお誘いが来たとしても
私は普通に断っていたし
制服を少しいじって
先生に注意されて後々何かに響くことを
考えたら標準服でいることを選んだりした。


何かにこうのめり込む(もちろん集中することはあっても)
我を忘れるということがないし
もちろん目先の欲に負けて
何かを失うということもなかった。


だけど笑ゥせぇるすまんに出てくる人たちは
全員何かしらの「欲」に負けて
自制心を失って
こう思っても見ない人生を歩むことになる。


もちろんそれがその人にとって
いい形であることもあるし
残念な場合もある(他人が見てどうこうではなく)


だから、自分が幼い頃から
絶対に選ばない人生においての選択を
漫画を通じて見せられているのである種
パラレルワールドを体験しているような
感覚になっていたんだと思う。


そして見た後は
さらに自制心が強くなって
もっともっと可愛げのない子
スキのない子になったのだと思う。


笑ゥせぇるすまんを通して私は
絶対に選ばない人生を体験しているのだと思った。


とはいえ、私は完璧ではないし
間違うこともある。
まだまだ未熟だし
全然人格者からも程遠い。


チグハグだけど
そんな子供の私が
その時選択して決断していることを
必死で自分を肯定するために
笑ゥせぇるすまんがとても役に立ったのだと思う。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?