心理学的支援法Ⅰ/心理療法 第1課題【評価S】(聖徳大学)参考文献付き

〈1〉心理的支援は、セラピストとクライエントの信頼関係をもとに、クライエントの幸せ、自律性、人間的能力の促進を目標に行われる。心理的支援で期待されるクライエントの変化は、特定の技法によるものよりも、セラピストとクライエントの関係性の中で経験される、個人的に意義深く、情緒的に重要で新しい経験によってもたらせるものである。心理的支援では、セラピストがクライエントを慰めたり、同情的に話を聞いて、優しく肩代わりしてあげるのではなく、クライエントを潜在能力のある人間として敬意を払い、面接で話されるクライエントの話題や感情表現が自由であることを保証し、クライエントの自己理解が深まるような関係を形成していくことになる。

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