アルビレオ【発色＋コスパ/水彩紙レビュー】
この項目では「アルビレオ」を扱っていこうと思います。
画材は本当に人によって、作風によって変わってきます。あくまで私個人のレビューなので、作風によっては真逆のレビューになっているかもしれません。その辺お気をつけて。
まずはアルビレオで描いてみたものを拙筆ながら載せていこうと思います。
紙の目はこんな感じ。
細目寄りの中目といった感じです。紙の色は白ですが真っ白ではありません。黄色よりのナチュラル色です。
発色がすごくいいです。グラデーションもある程度できる。絵具と絵具の際の部分が目立つような感じです。
結構個性的な紙だと思います。絵具がすごく溜まりやすく、そのままにしておくと際がはっきりと出るようです。その辺のコントロールが難しいので、コスパがいいとはいえ、今から初めようとしている方にはあまりオススメしません。
紙の吸い込みがある程度遅い分、違う絵具を垂らしたりして色々な効果が作れると思います。
紙面は強いですが、重ね塗りにはあまり向いていないように感じました。下に乾いた絵具がある場合、上から塗ると下の絵具も溶けて混ざり合ってしまい結果としてなんか汚くなります。
吸い込みが遅い＋割りと細かい目という分、ガサついたストロークはかなり乾いた状態の筆でないと出ません。
先程述べたように、重ね塗りには余り向いていません。上のトリミングした絵を見ていただくと、下の絵具（この場合紫/すでに乾いている状態）が上から垂らしたオレンジ色に溶けてしまっています。
ここまでくると修正はできないので、塗りすぎた際は諦めましょう。できれば1発で色を決めたいところです。
コスパはすごくいいです。値段の割に発色もよく、ある程度細かい作画ができます。筆によりますが…。
ただ、色を置いてもなかなか吸わないのでコントロールは難しいと思います（私の場合）
アルビレオに向いていること
・ある程度細かい作画ができる
・発色がいい
・総合的に見てコスパがいい
・紙の上で絵具を混ぜたりできる
アルビレオに向いていないこと
・豪快なタッチ
・発色はいいが、絵具が溜まりやすいのでコントロールが難しい
…といった感じです。
値段は買う所とかサイズによりますが、一番安いところでいうと、四つ切りの画用紙サイズが10枚入って770円くらいです。
ブロックやスケッチブックサイズのものもあります。
⇛【水彩紙レビュー】一覧
⇒今までのレビューで使った絵の一覧【Gallery】
もしこの記事が役に立った！と思っていただけたら、ぜひ❤をポチッとお願いします！
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？