見返り
こんばんは、めがねこです。
外では冷たい風が吹く中、部屋で、布団と一体化しながら蘇るフラッシュバックに希死念慮を耐えながら考えていた。
私の家庭環境はまぁそれなりに大変だった。
虐待、ネグレクト、育児放棄、性虐待
もちろん父から母へのDVも日常的にあり、酒を飲み狂った父が弟を妊娠している母へ馬乗りになって殴り、その後恐らくその事が原因で破水し、早生まれの弟が産まれた、等。
そして母親のストレスは子供に向かい、リモコンや物を投げる、首を絞める、腹を蹴る、殴る、等定番の虐待はほぼ受けている。
妹に関しては首を絞められ意識不明になった事がある。
そして私に関しては母親からの虐待+5歳頃〜から兄から性虐待を受けていたが、中学2年生頃からそれが酷くなり、行為の回数が増えて痛みに耐えながら何とか家事や育児をして(ヤングケアラーと言うやつです。分からない人はggrks)誰にも言わずに、頑張ってはいた。
そしてその頑張る糧になっていたのが妹達だった。
虐待は妹も勿論されていたのでそれを何とか食い止めながら兄の肉便器として精一杯生きていた。飲み物が取れていない場合は風呂のシャワーを飲ませ、外に出されていれば飲み物をこっそり数回にわたり飲ませ、夏は熱中症になってないか確認し、朝は兄との行為。そんな日常からいつしか兄から妹にだけは手を出さないようにと、ずっと、ずっと、頑張ってはいた、が、
無事に私(当時中3)や虐待を受けていた妹が保護され施設入所となったが、虐待を受けていた妹を完全には助けられなかったと言う罪責感からバイトをして、会う度妹の好みに合わせたプレゼントを買っていた。
そして「頑張って働いたお金で買ったよ」と妹に伝えた。認めて欲しかった。ずっと助けていた、助けられていた、助けたかった。ありがとうと感謝されたかったのかもしれない。自分の自己犠牲は無駄じゃなかったと。
しかし帰ってきた言葉は
「そんなん頼んでない」
決してその言葉やその言葉を放った妹を恨む訳では無い。しかしずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと頑張って頑張って頑張っていたのに、思い切り腹を蹴られたような、腹の奥からギュルギュルと真っ黒な渦が巻いてきて思わず泣いてしまったのだ。
そして月日は経ち__
このようなフラッシュバックを毎日の様に思い出しては泣いている。布団の中で、毎日。
底なし沼の中で。
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