口下手で要領が悪く友達がいません
不器用で
人との関りを上手く保てません
毎日
孤独感との戦いです
人間は関係を生きています
人と人とが良好な関係を築いて
長きに渡って人生を上手に生きていく
これは人間にとって最大のテーマです
人間関係が良好な人は
与え上手
そして
与えられたら
上手に
受け取ることが出来る人です
人間関係が不穏な人は
人から奪いとって
何も取られないように
頑なに守っている
人間関係が円滑にいけば
私たちの生活の中に
幸せというもの
が訪れるのではないでしょうか
そのためにまず
与えること
布施
ということを覚えましょう
不器用でも
お金がなくても
何も持っていなくても
出来るお布施です
それは
無財の七施
7つの
お布施です
全部をやりなさい
ということではありません
一つでも二つでも
出来ること
をやれば良いのです
一つ目は
眼施(がんせ)
暖かい眼差し
優しい眼差し
を人に送ることです
目は口程に物を言う
といいます
上手く言葉を掛けられなくとも
言葉が不自由であっても
体が不自由であっても
お金がなくても
目が見えるのであれば
暖かく優しい眼差しを送る
それだけで良いのです
二つ目は
和顔施(わがんせ)
穏やかな顔
微笑みの顔
をしている
上手く言葉を掛けられなくとも
言葉が不自由であっても
体が不自由であっても
お金がなくても
出来ることです
三つ目は
言辞施(ごんじせ)
常に誰かに対して
心地よい言葉
心のこもった言葉
(オベンチャラではなく)
愛情のこもった言葉をかける
時には誰かが
間違ったことをしていれば
「それば違うでしょう」
と叱ってあげる
4つ目は
身施(しんせ)
自分の肉体をもって奉仕する
重たい荷物を持っている人に
体の不自由な人に
「何かすることがありますか」
とお手伝いをする
落ちたものを拾って差し上げたり
何かを取って渡して差し上げたり
ちょっとしたことでも
出来ることはたくさんあります
5つ目は
心施(しんせ)
何かしら気遣って差し上げる
心配り
気配り
思いやりや親切
それだけで
救われ助かり
慰められる
元気が出て勇気づけられる
ことが沢山あるのです
何もできないけれど
あなたのことを心配している
何もできないけれど
あなたのことを思っている
それだけで
プラスのエネルギーが働くのです
6つ目は
床座施(しょうざせ)
自分が座っている席
自分の空間
自分の持っている地位や権利
など
を必要な人に譲っていくことです
7つ目は
房舎施(ぼうしゃせ)
自分の部屋や家など
を必要とする人に提供する
友達が来たら
喜んで泊めてあげる
とか
何かしら宿のない人を
泊めてあげる
現代ではセキュリティーの問題
などありますが
困っている人には
提供して差し上げられたら
良いですね
誰にでも出来ることがあるのです
赤ちゃんを見てください
お母さんは一方的に
与え続けているように見えますが
この
眼施と和顔施
を受け取っているのです
赤ちゃんはお母さんから
奪っているだけではないのです
眼施と和顔施だけでも
たとえ不器用でも
私たちはちゃんと
人から愛されるのです
人と関係を
作ることが出来るのです
自分の利益をかえりみず
誰かのために
自分が出来ることをする
たった一人でもいい
布施の修行を実践し
心許せる人
が出来たら素晴らしいことです
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