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なんでも屋

看護師になり整形外科、内科、小児科を経験させていただき、一番長かった外科には7年勤めました。かれこれ現場から数年離れていますが、私の知る限り医療におけるなんでも屋さんは『看護師』なのではないかと思います。

私の働いていた病院は公立病院、診療所など大小様々でしたが、病棟で入院している患者さんが対象でした。

医療行為の処置はもちろん…
介護
連絡、伝達
リハビリ
相談
死後の処置
書類作成
研究    …などなど。

細かく言ったら、キリがないのですが…
ほぼほぼ全部。
もちろん組織ですから、大まかにやることは分かれますが、やっぱりほぼ全部。日々時間との勝負でした。

そんな、なんでも屋さんの看護師さん。
いろんなイメージがあると思います。

私も学生の頃は『白衣の天使』と心踊らされて夢をみました。

思いっきり体育会系!!

体力、根性、忍耐力…うぉ〜って吠えたくなります。笑
そういう所は私には合っていたのかもしれません。部活時代の経験が活かされました。

数年経つと私は看護師の3つの道を問われました。
・管理職
・専門職
・教育

私はどれも選べませんでした。
私は現場が大好きでした。もちろん時間との勝負で頭をフル回転させて優先順位を決めなければいけない…この作業はとてつもなく大変でした。でもそれ以上に目に見えて患者さんが良くなっていく時に一緒に携われることが、幸せに感じました。

総看護師長さんからの申し出もお断りしました。組織の人間としては役立たずだし、私という人間に挑戦するチャンスをくれた総看護師長さんには申し訳ないと感じました。
私自身が看護師として知識も経験も不十分だと感じてしまいました。しかし、いずれ考えなければいけない道なんだろうなと、どこかで考えていました。

命を預かる医療現場です。よくなるときもあれば、力になれないときもありました。
『生と死』をずっと間近で看てきました。
貴重な体験でした。

また看護師の思い出をゆっくり記事にしていこうと思います。

私が言うのもなんですが…
どの職業もきっとすごいのだろうけど、看護師ってすごいと思うんです。笑笑




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