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ど新規がBTSをバンタンと呼ぶまでの経路②

ダラダラと続きます。①はこちら↓

防弾少年団という文字を初めて見た2014年

BTSにハマって2ヶ月を超えた頃、周りの人にBTSの沼からもう抜け出せない。と言う度に
「BTSって防弾少年団?バンタンは?え?全部同じグループなの?」
と返されていて、そうだよね、私もそう思っていたもんな〜と懐かしくなった。

思えば上京したての2014年、私は東京という大都会が実に楽しく、大きな広告看板や電車内の広告に推しが映っているとすかさず写真を撮っては都会には推し達の姿が溢れていていいな〜。田舎で車生活をしているときには出会えなかった推し達の姿に、ただ歩いているだけで出会えるんだから。とワクワクして、当時地元の鹿児島で過ごしてたBIGBANG好きの幼馴染にも、こんなポスターあったよ!新しいアルバム出るんだね?などと写真付きで連絡をしたりしていた。
そのうち、渋谷や新宿に出かけると友人の推し達の広告まで撮影するのが癖のようになって、ジャニーズや自分の推している俳優以外でも広告をチェックするようになっていた。

忘れもしない、2014年の夏、私は推しの俳優が初主演を務める舞台に足繁く通い、休みの度に渋谷へ向かって猛暑の日差しと戦っていた。
信号待ちでふと顔を見上げた時に、目に飛び込んできたのは商業施設の壁面にでかでかと掲げられていた「防弾少年団日本デビュー」の文字とアイライン濃いめの少年達の大きなポスター。ひと目見た瞬間
「ぼうだん、、、しょうねんだん???まさかね。漢字だけどKPOPの子達だろうし、読み方があるんだろうな。まさかボウダンショウネンダンではないよね」
とKPOP好きな友人に写真を送るか悩み、でも今から日本デビューってことは友人も知らない子達かもしれないな、、、。と結局撮らずにその場を後にした。
でもよっぽどそのグループ名が印象的だったのか、その2年後にBTSにハマったお客様に、防弾少年団って子達がいますか?と確認したらBTSが防弾少年団だよ!と教えてもらってあの時の謎が解けた。韓国語の読み方はバンタンソニョンダン、ファンが彼らをバンタンと呼んでいることもその時に覚えた。

まぁ、6年後にこんなにどハマりするなんて、当時の私は俳優とジャニーズで生活が回っていたので思いもしなかった。あの大きな壁面広告の写真、、、撮っておけばよかったなー笑
古いデータを遡ったらその日に撮影したタワレコで見かけたNU’ESTのサイン入り等身大パネルの写真は残っていた。
このグループ名どこかで?と思って年末のビッヒカウコンのリストを見たらそこにNU’ESTの名前が、、、。

無意識に撮った等身大パネルの彼らが、まさか2020年にビッヒグループになっていたグループだなんて思いもしなかったがこれも何かの縁かな。。。(すでにビッヒ推しになりつつある2021年の私)

お客様方がBTSに興味を持ちはじめる

今まで接客中はジャニーズか俳優かゲームか漫画の話ばかりしていた私が急にBTSの話ばかりするようになったので(接客業としてどうなの)お客様と1ヶ月振りに会うと「気になって動画見ました」「ジャニーズにはないシーグリって何か調べました」と言われるようになり、どんだけBTSの話をしていたんや私は、、、と反省しながらも嬉しくなっていた。”あなたの推しも一緒に推します”がモットーの接客なので(店のアカウントのプロフィールにも書いてある)お互いに推しの尊さを分かち合う関係、ありがたや。
自ら調べなくとも、グラミーのノミネートや、ビルボードのランクインなどで連日ニュースになっていたり、年末の音楽番組にはたくさん出ていたので、話題には上がりやすかったように思う。そしてDynamiteが本当に至る所で流れていたのもすごく大きかった。

数年ぶりに連絡をとった友人がテテペンに

長年一緒にジャニオタをしていた親友Rはジミンペンに落ち着いたので、来る日もくる日も可愛いジミンちゃんの画像を見つけると送り付ける日々。
そんな中、インスタグラムをボケーっと眺めていたら、あの2014年の暑い夏の日、同じ推し俳優の舞台を観に福岡からはるばるきてくれて一緒に渋谷を歩いた友人が、かなり久しぶりにストーリーズを更新していた。何気なくタップするとそこには楽しそうに踊るテテの姿、、、思わずその場から立ち上がりそうになった。
「テテ!?テテペンなの!???ちょっと詳しくお話しようか!!」
とDMしたら彼女もハイテンションで返事を返してくれたので楽しくなってしまって久しぶりの連絡にも関わらず、それから毎日のように推しの可愛いを共有している。
テテペンの友人はグクとテテが仲が良いと幸せらしい。幼馴染Rはジミンとグクが仲が良いと幸せだと言っていたので、私はほぼほぼオルペンなので(テテに寄ってはいるけれど)どちらの友人にもそれぞれの良いところを共有しては、心が温かくなり毎日ホクホクしていた。
同じ俳優や同じジャニーズタレントを推していた友人達には、やはり同じようなツボがあるんだな。今までずっと壁打ちばかりをしていた私に仲間が増えていく。楽しい。

初めての歌謡祭・授賞式ラッシュ

今までジャニオタをしていても忙しかった年末年始、特にSMAPと嵐が猛烈にテレビに出ていた頃は本当にうちのレコーダーが発火するんじゃないかと言うほど番組を追いかけては家族にいい加減にしろ見る時間もないくせにと怒られていた。
しかしそれは平成までのジャニーズの話、SNSやネットに推しの画像や映像が出回らない頃の話だ。
時は令和、IT化がどんどん進んでいる韓国でのアーティストの活動をおいかけるということはあらゆるサブスクやプラットフォームを駆使してリアルタイムで今の推しの姿をこの目におさめなければならない。(この時点でCSは契約していないのでスマホで見られる方法を優先した)
日本での音楽番組にもたくさん出てくれて本当に嬉しかった昨年末
12月はFNSに始まり、MMA、MAMA、TMA、SBS、そしてカウントダウンまでの間にシーグリの情報や映画のコメンタリー公開、RUN!BTSももちろん毎週更新され、あまりに供給が多く、個人的に仕事も繁忙期だったのでヘトヘトな中、仕事終わりにTwitterのTLを追いつつ可愛くて格好良くて面白くて仲良しな彼らの姿に本当に癒されていた。
と同時に、20年以上応援してきた嵐がしばらくのお休みに入る現実からも少しだけ目を背けていられた。
こんなにTVを見なかった年末も初めてではないだろうか。(嵐の特番は録画していたが)全てを移動中のスマホで見られる時代とKPOP文化のスマートさ。本当にありがとう。
なんとなく年末はこんな感じなんだなと把握したので、2021年の私はもう少しだけ余裕をもって年末の彼らを受け止めたい(目標)
歌謡祭リアルタイム視聴のために入ったauスマパスでは脳セク時代を見て若かりしナムジュンの姿にキュンときたり、アベマTVでは一食くださいや冷蔵庫をよろしくなどまだまだ幼さの残る可愛い見た目のメンバー達がそれぞれにバラエティで奮闘していた姿を眺めて癒されたりしてもしていた。

史上最高に充実した2020大晦日の夜

さて、テテ寄りのオルペンな私は12月30日、我らがキムテヒョンくんの誕生日を祝ったのも束の間(この日のテテのVエプ可愛すぎて可愛すぎて見終わるのにめちゃくちゃ時間がかかった)、家のことや仕事のことを色々と片付けて、シーグリが無事に届いたものの段ボールの開封すら出来ず計画を練っていた。
12月31日は19時半から紅白歌合戦、20時から嵐の配信ライブ、21時半からBIGHITの配信カウントダウンライブ、0時前にジャニーズのカウントダウンライブ(TV)という鬼のようなスケジュールだったので、それまでにご飯と風呂を済ませてTVとipadとiphoneを同時視聴できるようにレコーダーのHDD整理なども同時進行していた。今考えても頭がおかしいとは思うが、全て見たいのだ。聖徳太子スタイルだ。(なお見ることができても処理は追いつかない)
しかし嵐の休止前最後のコンサート、終了時間が読めず、ビッヒのカウントダウンもBTSは終盤だろうとは予想できても間に何かあるのかもしれないし、、、と全く計画は意味をなさなそうだったが心構えとして。
処理が追いつく追いつかないの前に、嵐もBTSも一緒に視聴してくれる親友Rと実況LINEをしないといけない(義務)ミッションもあるので本当に忙しい。
そんな計画をしながらもレコーダーのHDD容量を確保しつつ、年末年始の特番の予約を進めつつ、頭の中では年末のBTSが出た歌謡祭の個人フォーカス動画いつ見られるかな、I-LANDは年始に観ようかな、、、などとぐるぐる。
年が明けると新しい活動の姿がしばらく見られなくなる推し(嵐)と、今までの活動を過去に遡って辿りたい推し(BTS)の間で切ないような嬉しいような複雑な気持ちでいた。きっとこんなふわふわした気持ちの年末なんてこれから先二度とないだろう。

結局19時半から紅白を見つつご飯を食べ始め、20時に嵐の配信ライブをiPadで見始めて、親友Rと切ないやら可愛いやら可愛いやら言い合いながらビッヒのカウントダウンはiPhoneでログインしつつ、嵐の紅白出演も見届けて配信ライブの5人の姿に涙し、嵐と一緒に大人になった自分の人生まで振り返りそうになった。嵐に限らず、全ての人とその推し達が人生の節目節目で与えてくれた影響について考えたりもした。私達は彼ら彼女らの身内になることはきっとない、これまでもこれからもファンとして推し達の幸せを信じて応援するだけなんだよな。と。
きっとBTSがデビューした頃から彼らと一緒に大人になったアミもいるだろう。本当にとんでもない1年だったけれど、推し達がいてくれたからこそ、生き抜けた2020年でもあったな、、、と本当に深く感謝した。
そしてありがたいことに嵐の配信ライブは11時15分頃に終了し、ビッヒのカウコンではその辺りからBTSが出演してくれたので無事に全ての推しの姿を余す所なく見られた。嵐は画面にずっとファンのメッセージが流れ続けていたがこのまま終わるのか、はたまた何か0時までに画面が切り替わるのか分からずiPadの画面をつけたまま、ビッヒのカウコンをiPhoneで見ながら2021年を迎えた(年越しの瞬間のあの映像に推しがいないことにびっくりしたけれど、あれはあれでなかなか面白かった)とにかく、オタクの年末年始は本当に忙しい。そして幸せだ。

バンタンな彼らとBTSな彼ら

正直呼び方なんて好きなように呼べば良いと思うし、愛称でもなんでも愛のある呼称であることに差なんてない。
周りでBTSにハマっていった人達はそれぞれ沼落ちのタイミングも違えばきっかけも違い、その後のハマり方も十人十色なのだ。
私はメンバーの名前を覚えたくてファン動画を漁っていたらタルバンやボンボヤにあれよあれよとハマっていったタイプなので、歌い踊る彼らの姿よりもバラエティーや自然体で旅行をする姿を先に多く見ていたこともあり、今やっと各コンサート映像や過去のカムバ映像を見る余裕ができてきた。
ハマる前のBTSの印象としては「世界中で人気」「歌も上手くてダンスもキレきれで顔が良くて足が長い」とかぼやっとした事実(事実)だったけれど、ハマってからの彼らの印象は「可愛い」「仲良い」「愛らしい」「面白い」「可愛い」「格好良い」「努力家」「可愛い」「可愛い」になっていた。いやこれだけでは表しきれないが。
バラエティーでの姿に沼入りせざるを得なかった私としては7人でわちゃわちゃ笑いの絶えない幸せな空間の彼らが本当にいつまでも少年のようで大好きなのだが、さまざまな国でのパフォーマンスでハイブランドの衣装に身を包み、英語やさまざまな国の言葉で挨拶をし、インタビューに答えるキリリとした彼らの姿を見ると「あぁ!BTSしてる!!」と謎の感動に襲われる。どんな彼らもBTSだわ。何言っとんじゃ。と思う方もいるかもしれないが彼らがラフな格好で簡易的なセットの中、ミニゲームを繰り広げている時“防弾少年団”としての素に近い姿を見せてもらっている気がして本当に心が安らぐ。特にナムジュンにおいては“世界のBTSのリーダー”のような大きな名前が先に来て“BTSのRM”としてメンバーを代表する形で細心の注意を払いながら母国語以外のメッセージを発信する姿と、タルバンやボンボヤで物を壊して失くして「テヘヘ」と笑う姿のあまりのギャップにどうしようもないほどの愛しさが溢れてしまう。
“バンタン”な彼らと“BTS”な彼らがどちらも素敵で素晴らしく、どちらにも元気をもらうのだけれど、普段7人で戯れあい、わちゃわちゃとふざけ倒して笑っている姿は“防弾少年団”そのものだなと感じる。
普段アミ友とやりとりするときは「少年団さん」とおふざけと尊敬を込めて呼んでいることが多いが、最初の頃は「BTS」と呼んでいたのにいつの間にか毎日口を開けば「バンタン」「バンタン」と呼んでいる自分に気づいて一人ニヤついてしまった(恐怖)
ハマりたての頃にはバンタンと私が呼ぶのは烏滸がましいのでは、、、なんて思っていたのに、すっかり自然にバンタンと彼らを呼ぶようになった。(周りにもアミが増えてバンタンで通じる人が増えたのも要因としては大きい)

先輩アミ達の優しい言葉達に誘われてズブズブとハマって行った広大で深すぎる深海、防弾少年団の優しい世界。

2014年、真夏の青空の中、日差しにクラクラしながら見上げた広告の中のアイメイク濃いめなあどけない少年達に6年の歳月をかけて再会できたことを本当に嬉しく思う。
6年の月日を経て、もう彼らは少年ではなく青年になっていたけれど、ずっと心が少年なままのわいわい騒がしい、同時に喋る7人の可愛い可愛い推し達。
防弾少年団に出会わせてくれてありがとう世界。
おかげでもう少しだけ生きていようと思えてる。
これからも、どんどんお世話になります。

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