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【映画】2024年上半期 Tier表

今まであんま映画観ていなかったが、とある作品との出会いを機に、狂ったように映画見るようになった。新作映画だけで、今年25本観ていたらしい(過去作含めると多分倍くらい)。以前の自分だと有り得ない数字。

という訳で、かなり遅刻しましたが、備忘録として2024年上半期公開の映画の振り返り(?)をしていきます。

SS→    神
S→  大満足
A→ 良かった
B→   普通
C→   微妙
D→   ク〇

※映画自体の質は無視して、個人的な好みだけで評価
※同Tier内では左に行くほど評価高
※逆張りオタクなのでコナン、ハイキューは観ていません


SS

哀れなるものたち(1/26公開)

自殺した妊婦に、中の胎児の脳を移植して蘇生させるという内容の作品。ジャンルとしては一応コメディに分類されているらしいが、哲学的な内容多め。
この作品との出会いを機に、死ぬ程映画観るようになった

胎児の脳を移植された主人公の女性・ベラは、物語の最初では、見た目は大人、頭脳は赤ん坊という逆コナン状態。すっごく端折って説明すると、この作品は、ベラを物理的ないし精神的に束縛しようとする男性達と、それに負けることなく常に自由を追求するベラの対比を描いている。

この映画、最初から最後まで全部好きすぎてどこから語ればいいか分かんないけど、人間社会の掟を知らないベラが、様々な事象に対して疑問を提起し続けることで、観ている我々も人間社会を客観的に見つめ直せるのが大変興味深いポイントだった。

ベラがチャラいおっさんと駆け落ちするシーンがあるが、最初はセックスに溺れていたベラが、哲学本によって知性を付け、おっさんの精神的支配から解放されていく描写が特にたまらなく爽快だった。

性描写が非常に過激(+一応少しだけグロシーンもある)ので観る人を選ぶ作品ではあるが、間違いなく大傑作なので是非観て欲しい。

ルックバック(6/28公開)

観たのは7/13だけど上半期ランキングにぶち込みます。
チェンソーマンでお馴染みの藤本タツキ氏による短編漫画が原作。チェンソーマン全く読んだことないけど、義務感で近々読まないとなーって思っている。

小学生の少女・藤野は校内で4コマ漫画を連載しており、周囲から大絶賛されていた。ある日、別クラスの不登校児・京本も4コマ漫画の連載を始めたが、京本の格が違い過ぎる画力に藤野が悔しがって…というのが冒頭のあらすじ。

こういう話って、漫画家を志すも、現実は主人公が思っているよりもずっと厳しく、挫折を強いられる、的なありきたりなプロットになりがちじゃないですか。自分もそういう感じになるのかと予想してたら、想定外の方向に展開していって、完全に意表を突かれた。えげつない伏線回収をしてきて、鳥肌立ったわ…

ストーリーもさることながら、映像表現、BGMの演出も観客の情動を大きく揺さぶるように設計されており、極めて完成度が高かったと思う。余韻に浸りすぎて、上映終了後、しばらく座席から立てなかった。

哀れなるものたちと迷った挙句、自分の中では同率1位。
アカデミー賞獲ってほしい!なんて言い方は野暮かもしれないが、日本国内に留まることなく、ちゃんと世界中に対して売り出してほしい作品だと切に思う。

S

ボーはおそれている(2/16公開)

極度の不安症を抱える中年男性・ボーが、実家に帰ろうとする途中で様々な悲劇に襲われるという作品。物語の雰囲気は、ホラーとコメディを3:7くらいでブレンドさせたような感じ。

インフルの時の夢を3時間ぶっ通しで見せられる映画、と描写すればこの作品のイメージは伝わると思う。個人的にはカオスすぎる映画体験が出来て大満足だったが(+単純にアリ・アスター監督が大好きというのもあった)、癖が強すぎて人によってかなり満足度の個人差は出てきそう。人には割と薦めづらい。

アリ・アスター監督の過去作の名作ホラー『ヘレディタリー』『ミッドサマー』を彷彿とさせる描写が結構出てくるので、そっち先に観てから本作を観た方がもしかしたら楽しめるかも。

DUNE PART 2(3/15公開)

舞台は西暦10191年、砂漠の惑星・アラキスを、アトレイデス家とハルコンネン家が奪い合う…みたいな感じの壮大すぎる話。ポスターの時点で、大傑作のオーラが半端ねぇ…

ぶっちゃけ話の内容は全然覚えてないけど、IMAX補正もあって、映像、音響の満足度が尋常じゃないくらい高かった。近いうちにまたアマプラで観ようと思う。

話がかなり難しいのと、PART1の視聴が必須のため、敷居は高め。

関心領域(5/24公開)

アウシュビッツ収容所の隣の豪邸に住む、アウシュビッツの所長ルドルフ・ヘスと、その家族に焦点を当てた作品。
家族の日常を切り取って写している作品であり、ストーリー自体はかなり薄め。直接的な虐殺の描写もなく、映像としては一見派手ではない。

だが、虐殺に対してビックリするくらい関心を示さないヘス一家のシュールさは、観ている側にとってショッキング。また、音響(銃声や悲鳴など)によって、間接的でありながらもしっかりと虐殺行為を描写していて、新しい恐怖体験を観客にさせている。

正直、最近は自分の仕事が忙しすぎて、戦争含む外のニュースに無関心だったが、だからこそこの作品のテーマ性は鋭くぶっ刺さった。決して楽しい映画ではないけど、勉強の一環だと思って観ましょう。音響が非常に重要な役割を担う作品なので、配信で視聴する時はイヤホン・ヘッドホンでの視聴を強く推奨。

梟 フクロウ(2/9公開)

韓国の時代物サスペンス。盲目の天才鍼医が、殺人事件をある形で「目撃」してしまい、解決に向けて奔走する話。

作中にあらゆる要素が散らばっているが、それらを余すことなく、パズルのピースの如く繋ぎ合わせてくる。サスペンス作品として文句のない完成度だったと思うので、サスペンス好きな人は特に観てほしい。難点を挙げるとすれば、一部、韓国の歴史に詳しくないとチンプンカンプンな箇所があるところ。

オーメン ザ・ファースト(4/5公開)

1976年の映画『オーメン』の前日譚にあたる作品。『オーメン』は、悪魔の子・ダミアンが周囲の人間を呪いまくって色んな不幸な出来事が起こる話だったが、本作は、そのダミアンが生まれるまでの経緯を描いている。

オーメンシリーズ全体に言えることだが、癖のない西洋ホラーという感じでとても良かったし、観やすかった。時系列的には本作が先であることから、いきなり本作を観ても全然楽しめると思う。

ゴジラ×コング 新たなる帝国(4/26)

コングが色々あってゴジラと共闘し、凶悪な敵を倒す話。

基本的にゴジラとコングが暴れ回るだけの頭が悪い映画なので、シンプルに誰でも楽しめる映画。人間が喋る時間の割合がかなり少ないのが印象的。コング同士が顔芸とジェスチャーだけで会話成立させちゃうのが面白過ぎた。

ゴジラ-1.0は人間の演技や脚本が臭すぎて個人的にはかなり嫌いだったけど、本作はそもそも人間があまり登場してこないので、純粋な怪獣映画として楽しめた。

タイトルに反して、ゴジラよりもコングの方が圧倒的に登場時間が長いので、ゴジラファンからは不満の声が出ている模様。ゴジラ映画を期待して観ると期待外れになるとは思う。

A

ミッシング(5/17公開)

幼い娘が失踪事件により行方不明となった母親(演: 石原さとみ)を主人公とする話。物語は、石原さとみが娘の捜索のために、駅前でポスターを配布するところから始まる。

石原さとみの演技力が凄まじくてビビった。幾度となく石原さとみが発狂する描写があるが、生々しすぎて、観ているこちら側の情緒が変になりそうだった。彼女だけでなく他の出演者も全員演技が半端なくリアル。作品全体として、ドキュメンタリーと見間違えるくらい、演技の完成度が高かったと思う。邦画特有(?)の演技臭さを全く感じさせない傑作。

ただ、内容がシリアスすぎるので、リピートしたいとは思わなかった。1回でお腹一杯。

パストライブス(4/5公開)

アメリカ・韓国共同の作品。小学生の男女が両想いだったが、女子側の家族の海外移住により、離れ離れになる。色々あって24年後に再開を果たしたが、女性は既に外国人男性と結婚しており、3人で食事しながら会話を交わすことになる…って感じの話。

良作だと思う。プロットや演出に派手さがある訳ではないが、感情の機微を絶妙に表現した繊細な演技は非常に良かったし、3人での会話という一見ドロドロしそうな状況を驚くほど綺麗に描写している。
ラブストーリーはそこまで好きなジャンルでもないが、これは人にも薦めやすい。

「パストライブス」ってタイトルの回収を始めとして、恋愛観的な話がちゃんと儒教(?)の視点によって語られているのが面白かった。

オッペンハイマー(3/29公開)

原爆の父・オッペンハイマーの伝記作品。アインシュタインだと思ってました。 2024年に、映画界最高の名誉であるアカデミー賞作品賞を受賞。

初見だと時系列がグチャグチャ過ぎて意味分かんないな…って感想で終わったけど、解説動画視聴後に2回目観た時はある程度しっかり理解出来て割と面白かった。

■オッペンハイマーの学生時代~原爆投下(~1945年、カラー描写)
■オッペンハイマーが水爆開発反対を表明したこと、過去の共産党との関わりによって激詰めされて干されそうになる秘密聴聞会(1954年、カラー描写)
■あと一歩の所で商務長官(日本の経済産業大臣に相当)の座を手にするストローズ(敵役?)の公聴会(1959年、何故かモノクロ描写)

の3つの異なる時間軸が次々に切り替わる作品だと理解しちゃえば、意外とメッチャ難解な訳ではない(といっても勿論難解ではあるけど)。科学モノの映画と見せかけて、政治的な部分がメインな作品。

「京都は文化財が多いし、自分も新婚旅行で行ったので、投下候補地から外したろ!w」みたいな発言や、トリニティ実験成功による人々の歓喜の描写により、一部日本人から反感を買われている。が、個人的にはアメリカ視点でWWⅡを学んだことが今まであんま無かったので、良い勉強になったと思う。

爆発シーンや粒子、波の演出がシンプルにとてもカッコ良かった。

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章/後章(前章→3/22公開、後章→5/24公開)

東京の上空に謎の宇宙船が現れるという内容のアニメ作品。原作は漫画。世界観の癖が強めのアニメで、割とコアなオタクじゃないと雰囲気に馴染めないかも。自分が知ってる作品だと、SSSSシリーズ好きだったら多分この作品もハマると思う。知らんけど。

個人的な感想としては、前章はメチャクチャ面白く、後章もまあまあ面白かったかなって感じ。後章は尺不足感が否めなかったかも。原作は全12巻ながら密度が濃く、ボリュームが大きいので、劇場版で最初から最後までやるのには向いてない作品だったかも。噂によるとそのうちTVアニメ化するらしいので、是非観てみたい。

声優・幾田りら(門出役)が最高すぎた。声優としてガチ恋してしまった。冗談抜きで、こっち本業にしてほしいレベルで最高だった。

クワイエット・プレイス DAY 1 (6/28)

『クワイエットプレイス』シリーズの前日譚。
ニューヨークが謎の怪物によって荒廃してしまう話。この怪物には音が出たところに駆け寄る習性があるらしく、荒廃したNYの中で少しでも音を出してしまったら最後、怪物の餌食になってしまうという設定。

面白かった。ビックリ系ホラーとしては最上級のクオリティーだと思う。本作はストーリーが良くて、特に個人的にはラストの終わり方が綺麗でメッチャ好きだった。

面白かったんだが、マジで心臓への負担がえげつなかったので、シリーズの他の作品観たいとは現時点では思わないかな…気が向いたら観ます。

コンクリートユートピア(1/5公開)

韓国映画。大災害が起こって街が荒廃状態になる中、マンションが一棟だけ残ってしまうという話。食料等を求める外部からの侵入者が絶えず、マンション住人は外部者を締め出すことによって、極限状況を何とか生き延びようとする。

本作に限らず、韓国映画って社会派な作品な作品が多くて好き。いくつか観た中での最高峰はパラサイトだなぁって思うけど、この作品も面白くて好きだった。邦画ってこういう系統の作品少ない気がするけど何でなんでしょうね。気のせい?

B

悪は存在しない(4/26公開)

公開当時は大手映画館で公開されてなかった作品。ミニシアターあまり行く機会なかったが、ツイッターであまりにも話題になってたので、観に行くことに。
ざっくりあらすじ書くと、自然豊かな山奥で暮らしていた主人公の村で、いかにも胡散臭そうな都会のビジネスマンがキャンプ場建設計画を進めようとして、村民から猛反発を食らう話。

エンタメ作品としてではなく、意識高いアート作品としてみればそこそこ面白かったかなって感じ。ラストの終わり方がガチで意味不明だったのが難点。意味不明すぎて、思わず笑ってしまった。色々考察されているようだが、雑に考察丸投げする系の映画は個人的には好きじゃない…

ぼっち・ざ・ろっく!Re: (6/7公開)

総集編ということで、アニメの重要シーンを切り取って集めているらしい。未履修だったが、劇場版で初めてしっかり観た。嫌いではないが、ぼっちちゃんの共感性羞恥に耐えるのが苦痛… 原作・アニメ未履修の人間が語っていい映画でもないと思うので、ノーコメント。

虹夏推しです。

ビニールハウス(3/15公開)

韓国のサスペンス作品。
訪問介護士の女性・ムンジョンがある日、事故により老婆を死亡させてしまう。老婆の夫は盲目であるため、彼に気付かれないようにムンジョンの母親を老婆の遺体をすり替え、老婆の遺体を自宅のビニールハウスに置いておくという話。

あらすじだけ観てメチャクチャ面白そうだと思ったので観に行ったが、期待してた程面白かったかというと微妙。終始陰鬱なストーリーで、特にラストはガチで胸糞悪かったので、自信を持ってオススメ出来ない。

チャレンジャーズ(6/7公開)

トップテニスプレイヤーの女性・タシと、2人の親友同士の男性テニスプレイヤーのドロドロな三角関係を描いた作品。

DUNE チャニ役のゼンデイヤ主演。DUNEをきっかけにゼンデイヤにハマったので、当然チャレンジャーズも観ない選択肢はなかった。

作品としてはそこそこ面白かったと思う。トランス調のBGMがクソカッコ良かったのが印象的。
内容に関しては、現在と過去を行ったり来たりする映像構成となっていて、オッペンハイマーを彷彿とさせる。チャレンジャーズは「現在行われている親友同士の試合の状況」を、「過去(回想?)の2人の恋のバトルの状況」と重ね合わせるという意図がしっかり伝わってきて、時系列がグチャグチャすぎるオッペンハイマーよりも分かりやすい。

途中、キッッッッッッッッッッつい3Pシーンがあるので、ここで脱落する人が割といるかも。

ラストシーン、脚本家が力尽きたとしか思えないくらい適当な終わり方だったのが、個人的な大幅原点ポイント。…と思ったけど、ツイッターで検索したら寧ろラストシーンこそ絶賛されているみたいで、これは自分の感性、好みが世間からずれているだけなのかも。

コヴェナント 約束の救出(2/23公開)

舞台は2018年のアフガニスタンの戦場、部隊を率いる曹長・ジョンと、優秀だが簡単に人の指図を受けない通訳・アーメッドの絆を描いた作品。そこそこ面白かったが、まあよくありがちな作品だなという印象。

ゴールデンカムイ(1/19公開)

あの有名な漫画が映画化。自分も途中までは読んでいる。メッチャざっくりあらすじを書くと、日露戦争の帰還兵・杉元佐一が、アイヌの少女アシㇼパと手を組んで、脱獄囚に刻まれた入れ墨を手掛かりに隠された金塊を探すという話。普通のPCで小さい「ㇼ」入力できるの今初めて知った。

漫画の実写化作品としては、トップクラスの完成度だと思う。漫画の実写化は基本的に大コケするって相場が決まっている中で、よく頑張ったと思う。
原作にすっごく忠実に再現していた点は評価するが、今回の映画って全31巻ある原作の3巻までしか進んでなく、ストーリー的な物足りなさが否めなかった。映画化するにしても、オリジナルストーリーで完結させるなどの工夫が欲しかったと、個人的には思ってしまう。

マッドマックス フュリオサ(5/31公開)

大ヒットした映画「マッドマックス 怒りのデスロード」のメインキャラ・フュリオサに焦点を当てた前日譚。砂漠の中、ひたすら車が暴走するだけの映画。

同じ砂漠を舞台とした作品でも、DUNEシリーズは全体的にお上品で、逆にこちらはかなり野蛮な印象。本作も良作だとは思っていて、DUNEと比べてどっちが上になるかは、個人の好みの範疇だと思う。

自分は圧倒的にDUNEの方が好き。怒りのデスロードもだけど、何か単純に個人的な好みに刺さらないので、評価してはこの位置付け。

C

みなに幸あれ(1/19公開)

因習村を舞台にしたJホラー。上京していた孫が久々に地元の村に戻ったら、祖父母を始めとして皆様子がおかしい、みたいな話。

別に駄作とは思わないけど、単純にJホラー全般個人的な好みから外れるのでこれも好きじゃないって感じ。同じ因習村ホラーのミッドサマーが傑作すぎて、それと比べるとどうしても下位互換に見えてしまう。

猿の惑星 キングダム(5/10公開)

猿の進化、人間の退化によって、猿と人間の立場が逆転してしまう話。1960年代からシリーズとして存在しており、本作が10作目。自分は猿の惑星シリーズを観るのは初めて。

ストーリーちゃんと覚えてない状態で悪口言うのもアレだが、これビックリするくらいつまんなかった記憶がある。上映中ずっと眠くて仕方なかったが、定期的にバカデカい音が鳴り響いて強制的に目覚めさせられるので、キツかった。最後はまあまあ面白かったが、そこに至るまでの過程で盛り上がりに欠けていた印象。

落下の解剖学(2/23公開)

フランス映画。ベストセラー作家の女性・サンドラは夫、息子と共に山奥で暮らしていたが、ある日、夫が転落死してしまう。サンドラによる殺害を疑う声が高まる中、唯一の目撃者である盲目の息子の証言を頼りに、法廷で真相を解明していく。

後半の方はずーっと裁判パート。裁判モノ好きな人は多分この作品観た方がいいけど、自分は全然そういう訳はないので、この作品全然刺さらなかった。本作はアカデミー賞脚本賞を受賞していて名作とは言われているが、映画上級者向けの作品だと思うので、無理して観る必要はないと思う。

冒頭の、耳が痛くなるレベルの爆音で音楽が流れ続けるシーンが、個人的には一番嫌だった。

D

変な家(3/15公開)

やたらと話題になってたやつ。

数字に伸び悩んでいるユーチューバーが動画のネタ作りの為に奇妙な間取りの家に住むっていう話。間取りの謎を紐解くミステリー…と見せかけて、映画後半から間取り要素がほぼほぼ出てこない別ジャンルの因習村ホラーに変わってしまうのが非常に残念。それ抜きにしても、終始別にストーリーが面白いとは思わなかったし…

なまじ宣伝が上手かったのか、2024前半の国内興行収入ランキングは4位らしい。あまりにも話題になっていたので自分も義務感で観に行ってしまったが、この作品に金を落としてしまったの悔しすぎる。今年観た中では今のところワースト。


記事の内容は以上。

『哀れなるものたち』を観た直後は「映画ってこんなに面白いんだ!」などとワクワクさせていたが、新旧問わず色々観ることで、やはりあのレベルの傑作には中々出会えない事を思い知った。

今後の上映作品で楽しみな作品があまりないので、しばらくは自宅に引きこもって有名どころの過去作をしっかり履修しようと思います。

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