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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語

SNSとアトロクの評判に誘われて観てきました。若草物語の映画化。正確には若草物語と続・若草物語のリミックスらしいけれど、私の若草物語知識はハウス名作劇場の「愛の若草物語」を観たくらい。それも幼少期にさらっと飛び飛びだったのでふんわり知識のみ、それもあってフラットに観られた気がする。

とても観てよかった。人生に優しい。
あとこれは本作の感想ではないのかもだけど、緊急事態後の初めての映画館で映画館で観るってやっぱり良いな!ってなりました。没入感がやっぱり違う。この作品みたいな穏やかに時間を紡ぐ作品は映画館じゃなくてもいいかな?ってなりがちなんだけれど、きっと集中力のない私は、一時停止して何かをして〜という風に細切れに観てしまっただろうなと思う。
コロナ対策で座席は交互の飛び飛びしか購入できなくなっていて半数しか販売していなかったけれど、時間が早かったせいかわりと空いてたかな。あと正直、座席交互だと落ち着いて観やすいの。劇場としては大変だろうとは思うけれど少し嬉しかったかな。

時系列が行ったり来たりするので、苦手な人は混乱するかもしれないけれど、色味が違うので親切にはなっていると思う。仕事が生きがいの次女のジョーと結婚での逆転を狙う4女のエイミー2人の理想は対照的でも、2人ともの気持ちがわかるし、2人以外の女性、叔母と母、長女メグの生き方考え方の辛さや気持ちを全て否定しない描き方がとても見事で、視線が優しくてとても良かった。

個人的な嗜好なのですが、孤独な老人と少女というシチュエーションが好きなのでベスとローレンス氏のピアノで交友を深めるシーンがとても好き!多分アニメでも好きだった記憶。

あとジョーの心がぶれるシーン。あれ、ほんとよくわかる!!!!ってなった。仕事もあるし趣味もあるしパートナーがいなくても楽しいし平気!って普段は思っているけれど時々ふと弱った時にあの気持ちに襲われるし、あの手の行動とってしまって何時迄も昔のままだと思ってるなんて馬鹿じゃないの!みたいな記憶ある‥。つらい。それとジョーはローリーによって女としての承認欲求満たしていた部分あるんじゃないかと、無意識なずるさ。ジョーはあの時代に良しとされる女性らしさに対して拒否意識がありつつも、スタンダードな女らしさへの後ろめたさはあったのではないかと思う。ただローリーがそんなジョーを異性として好きでいてくれているという部分で彼女はそのままの自分への自信を持てていたのだと思う。好きじゃなくても自分のこと好きでいる崇拝者がそばにいると楽なんだよね。

そしてねティモシーシャラメ!!シャラメ!!!!ってくらいもう美しい。可愛い!情けない優男役が今ハリウッドで一番似合う男なんじゃないだろうか??シャラメブーム起きてしまいそうなのでレイニーデイインニューヨークも行っちゃおうかなと思っております。とにかくジョーとローリーがわちゃわちゃしてるとこが全てかわいい。この2人なのでレディバードも観ようかと‥
あと一緒に行った同僚がエイミーが小説燃やすシーンで「ミッドサマー!」って思ったらしい。確かにね‥。フローレンスピューの親近感湧く体型がわりと好きです。

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暫定的らくがき感想イラスト
レンタル始まったら描き直すかも

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