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神戸拘置所での最後の晩餐はいつものごった煮

出所まで800日(水曜日)

 昨日は緊張して眠れないかと思ったが、完全にこの9時寝 7時起きの生活に慣れきっているせいか普通に寝れた。午前中は昨日と同じく作業をさせられるのだが、途中戸外運動や日用品・衣類の箱詰めに行ったので、作業している時間は思ったよりも少なく済んだ。

 箱詰めは今日・明日で必要なものを除いて全てカゴに入れ、それを持って新入りのとき、アカオチのときに入った新入領置調室に向かう。今回持ってきたカゴの荷物と、昨日回収された書籍などの荷物を、あわせて自分でダンボールに詰めていく。自分は荷物が多い方なので、まあまあ大きめの箱だ。

 詰め終わったら今度は領置されていた荷物の確認。明日バスに乗るときは私服を着なきゃいけないらしいので、残しておいた靴と未決のときに着ていた上下黒のスウェットを選ぶ。

 それも終わったら居室に戻って作業再開。午後からは作業はなく、矯正指導日のように読書のみで会話禁止。とっておいた本1冊もすぐ読み終わってしまい、やることがなさすぎて部屋に備えつけの「所内生活の手引き」を読む。じっくり読むと知らなかったルールや、類・等級に関する情報が載っていたりするので意外とおもしろい。

 神戸拘置所での最後の晩餐はいつものごった煮。新入りの頃は留置の飯がヒドすぎたので、それと比較して旨く感じたが、慣れるとマズいってことに気づいてきた。今夜は有吉の壁を楽しんでフツーに就寝。明日はついに移送なのでワクワクだ。

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