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エイトリ 感想日記② ※ネタバレ注意

メインストーリー001 A・Bを見終わった後の各キャラ感想
サブキャラ(といっていいのか)の人らも面白いんだけど、とりあえず朝班のメンバー5人だけ
このゲーム、物語が面白い

叢雲 添

名前の厳つさよ

 見た目とイベントストーリーから、クズっぽいなーとイメージしていたら、本当にクズだった。公式サイトでも「クズ」言われてたし。
 本物の友情に目覚めるとかでもなく、(だり~)ってテンションでやり続けてるのが良い。
 ただそのクズさはどこまで真正のものなんだろうか。スパイなんて家業を飄々とこなせてる時点でかなりドライな性格なのは分かるが、それはそれとして、裏切り策略当たり前の昏い世界で生きてきたからこそ、練牙の真っ直ぐさに対して、ほんの少し羨ましさがあるような、自分の家業を厭わしく思っているような、そんな態度がチラ見えしている。
 軽い言動と相反するようになかなか渋みのあるキャラクターっぽい。これからも活躍の機会ありそうで楽しみ。

大黒 可不可

そのポーズなんなんだ

 プロローグから引き続き、主人公大好きアプローチがすごい。しかもこの章から従兄弟の雪風が一緒にいるようになったことで、独占欲というちょっと良くない面が強調されるようになった。しかも雪風や候補者Cと、主人公との可能性がありそうな相手だけピンポイントにジェラシーを覚えてるんすね。練牙と仲良くしてる時はあんまがみがみ言わないんで。
 まぁ煉牙は恋愛云々の前にやるべきこと・やりたいことが山積みでって感じだから、警戒対象ではないんだろうなって思うのは分かる。実際、発展しなさそうだし。
 お母さんの話、良かったな~~。正直観光区長がアイドルグループもやるっていう話の流れはあんまり納得してない(どういうスケジュールなんだ?)んだが、そのダンスレッスンから始まる彼の夢の話はとても良かった。「最も身近な親族の死を経験し、自分もいつ死ぬか分からない人間としての人生を送ってきた」という設定があるキャラの精神性として、すごく納得感のあるシナリオだった。

神名 雪風

天然というよりは変人だった

 「このままだと主人公は可不可のもとで一生を暮らすんだろうな~」とぼんやり思ってたら、めちゃくちゃ強い対抗馬が出て来て面白かった。
 銀メダルとるほどのトップスケーターで主人公の従兄弟で、ことあるごとに主人公好き好きアピールをしてくる距離の近いイケメン。可不可がジェラシー丸出しにするのも当然といった感じ。でも雪風は可不可のことも好きなので、というかみんな好きなので、勝手に弟扱いすることでジェラシーをポジティブに歪曲して受け止めてる分、余裕さは雪風の方が上か。
 主人公をどっちがとるか、競馬眺めてる気分になっちゃうなこれ。
 練牙の問題が一区切りついた後に雪風視点の話が来たから「なるほど1人1人の問題を解決していく系ね」と思ってたら、爆速で解決してて笑いが零れてしまった。そりゃキャラの性格設定上そうなるのが自然なんだろうけど、にしても爆速すぎる。

鹿 礼行

いつもありがとうございます

 正直この人に関しては暗躍とまだ見えぬ過去が多すぎて、いまいち人となりが掴み切れてない。文句言いつつも色々真面目にやってくれるあたり本当に良い人なんだろうなとは思うけど、情に流される人でないのも分かる。このゲーム、情で流されることがないのが嬉しい。
 だから格付けバトルの後、練牙自らに暴露させることでマスコミを退けさせる展開は、ヘイトも貯めず礼行のキャラも崩壊させずで、上手くやったなぁと思った展開だった。
 妹との絡みもっと見たい。

西園 練牙

西園練牙には幸せになってほしい

 ぶっちゃけ、最初の方は苦手だった。傲慢だけどアホかわいいキャラかぁ……って。でも、その傲慢さは、彼の精神がまだ発達していない故にということが意識的に描かれていたし、アホなのも記号的な要素ではなく、本当にアホだった。本当に未熟だからこそ、彼の心理や過去が明かされていくうちにつれてどんどん好きになっていった。この子があらゆる悪意や残酷さから守られますようにと願ってしまうほどに。 彼の今の望みとは違うんだろうけど、どうにか彼が「西園 練牙」から解き放たれて、自分の人生を生きられるようになってほしいと思ってしまう。

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