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ビジネス書評

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2022年2月の記事一覧

書評:『オランダ商館長が見た 江戸の災害』(フレデリック・クレインス)

この本は、本の位置付けが面白い。

時代は江戸時代、場所は長崎の出島である。鎖国の日本の中で、数少ない国として日本との交易をしていたオランダ。その東インド会社の商館が長崎の出島に置かれていて、そこのボスの日誌を振り返るというのがこの本なのである。

アンネの日記のように、日記なのではない。これは、おそらく日誌である。日本出張所の長として、業務として日誌をつけることになっていたのが、日本支社長である

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書評『感染症の日本史』磯田 道史

書評『感染症の日本史』磯田 道史

実学としての歴史。今の時代、それを追求している一番有名な人が、磯田さんであることは間違い無いだろう。

コロナウイルスのワクチンが開発される前の本であるのだが、今読んでもさほどその価値は落ちないと思われる。愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ、とは言いますが、自分の生きていない昔も含めた人類の経験を、歴史書から学ぶということは有益だということです。まあ、たかだか人の人生など100年も無いわけで、数世

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