「ブラジリアン柔術を始めたらたったの1か月でめちゃくちゃ強くなった!!!」11月25日から2024年12月1日

ブラジリアン柔術を始めたらたったの1か月でめちゃくちゃ強くなった!!!

なったのである。

運動不足解消のためにブラジリアン柔術の道場に通い始めた。ブラジリアン柔術の大きな特徴のひとつに「入会した初日にいきなりスパーリングができる」ということがある。寝技主体なので比較的安全性が高く、上級者は初心者をほぼ完全にコントロールできる、というのがその理由らしい。

というわけで、おれもスパーに参加させてもらうことになった。ブラジリアン柔術のスパーは1本5分で行われる。基本的な動きも技もよくわからないので(クローズドガードという防御の姿勢は教わった)、力任せにやるしかない。

「力任せ」と一言でいうけど、5分間力任せをずっとやっているのって、すごく大変なことだ。腕相撲を5分間やっているところを想像してほしい。腕がボロボロになるでしょ。それを全身でやっている。5分間のスパーリングが終わった後には、全身がボロ雑巾みたいになって、ゲロ吐きそうになってしまった。

スパーリング相手の上級者はもうぜんぜん涼しい顔である。「初めてにしてはなかなか上手ですね~。なにか(武道とか格闘技)やってました?」と聞かれた。

自分があんまりにもボロボロなのが恥ずかしくて、大学生の頃に少林寺拳法をやっていたけど「イヤ ナンニモ ヤッテナイッス……」とウソをついてしまった。というか、この返事をするのも油断していると吐きそう。

道場から家は徒歩10分。練習を終えたボロ雑巾をどうにかこうにか家まで運ぶ。ボロ雑巾になっていたおれを見て妻が大爆笑していた。

そこから週に2回道場に通っている。1か月間たったので、8回練習に参加した。驚くべきことが起こった。練習が終わった後にもう、ぜんぜん吐きそうになっていないのだ!!! しかもスパーリングは1日に3回もできるようになっている。

そりゃ、もちろん疲れているし、けっこうなボロ雑巾感は出ていると思う。道場の先生はやさしいので毎回「斎藤さん、大丈夫ですか?」と聞いてくれる。いえ、大丈夫なんです。なにしろ、吐きそうじゃないから!!!

初回の練習では、吐きそうなのが半年くらいは続くのかな~と思っていた。運動してないし。在宅フリーランスだし。42歳だし。でも、たった1か月、8回の練習で吐きそうになってない。すごくないですか。

もしも、1か月前のおれと、いまのおれが戦ったら、おれが間違いなく勝てるだろう。なにしろ、いまのおれは吐きそうになっていないのだから!!! そう、おれ、1か月でめちゃくちゃ強くなっている。

もちろんね、別に誰かに勝てるようになったとかじゃなくて、あくまでも当社比だけどさ。でもさ、当社比が一番重要じゃないですか。ねえ。

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